道楽がささやかに生きるとき

今日うちのアパートのネット回線がつながらなくなりました。

壁に有線LANの口と無線LANのモジュールが一体になって埋め込まれているタイプの回線で、インターネットにtracerouteを打ってもうちの端末から見えるデフォルトゲートウェイまでしか届きません。

でもそのデフォルトゲートウェイにDNSの名前解決を問い合わせてみると返事があります。絶対キャッシュになさそうなマイナードメインでも応答があるので、インターネットから完全に切り離されているわけではなさそうです。でも8.8.8.8や1.1.1.1に問い合わせても応答なしです。

そしてWhoisの問い合わせにも応答があります。

なんやろ?何が起こってるんかな。

ちょうどサブスマホのpovo2.0の180日間の無課金期限が2月の頭に来るので、このタイミングで24時間使い放題のトッピングを買ってうちの代替ネット回線とすることに。

とりあえずアパートのネットサービスのサポートチャットで状況報告をすると、あとで電話がかかってきました。今このアパート全体でネットワーク障害が発生していて、復旧には数日かかるかもとのこと。

さらにいろいろためしてみてわかったのが、IPv4はまったく通らないけどIPv6なら完全に通るということ。IPv6対応のGoogleとかにはふつうにつながります。

ということは、IPv6でインターネット上にVPNトンネルを張って、IPv4はその中を通すようにすれば、今回の障害区間を突破できるんじゃないかな?

と思っていろいろためしてみると、

金盾越え用に構築していたZeroTierシステムでふつうに突破できることがわかりました。実家サーバ側はIPv4オンリーやけど、IPv6対応のZeroTierサーバが中継してくれるからかなんとかなるんやね。

povo2.0使い放題の24時間以内に回避策が見つかってよかったー。とはいえZeroTierを使う運用はちょっとめんどくさいので、早く復旧させてほしいけれど。

道楽ではなく「その後あれの布石になるわけか」みたいな展開ってあるかなあと他人ごとのように思っています。

道楽だった金盾越えシステムが今回ささやかに役立ってくれたけど、レアケースやしささやかすぎるよなあ。

紙の本をスマホで非破壊スキャンする

2022年にアウトドアの救急救命の資格を取っていたけれど、3年たって去年失効しました。

山で人を助ける機会とかはなかったけれど、

灼熱のワークキャンプでの熱中症対策とか、

雲南省での高山病対策とかで知識は生きました。

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ところでそのときの教材、うちで唯一の紙の本なんですが、A4で分厚くてアウトドアには持っていけないです。

なんとかPDFにして、NotebookLMに突っ込んでAIに内容を質問できるようにできひんかな?

以前クラヴマガの教科書をPDF化してもらったことがあったけれど、あのスキャン代行サービスだと裁断されて元本が返ってきません。ファーストエイドの教材は非売品なので、廃棄されるのはもったいないです。

なんかいい方法ないかなあ。

ということで見つけたのが、vFlat Scanというスマホアプリです。

vFlat Scanの試行錯誤

この教材、200ページちょっとあるんですが、取り込みはだいぶ苦労しました。

★照明問題

まず最初に引っかかったのが、照明の映り込み。ちょっとつやつやした紙なので、てかってしまうと白飛びして文字が読めなくなってしまいます。

本を置く台の位置と、どの方向から撮るかを決めるのでだいぶ時間を取られました。

★綴じ目問題

ページの紙がちょっとごつくて、本の厚さも1.1cmぐらいあるので、ページを開いた状態でうまく固定にするのに苦労しました。

綴じ目ぎりぎりまで印字されているページもあるので、力を入れて開かないと両ページちゃんと見えないし、両手で押さえるとシャッターを押す手がなくなってしまいます。さっきの解説ページのYouTube動画のようにはいかないです。

で、結局行き着いたのが、天板の薄いキャンプ用テーブルを台にする方法。本の角をテーブルの角に合わせて、クリップで天板ごと2辺をはさんで留めてしまいます。

それで左右1ページずつ別々に撮って、あとでクリップは消しゴム機能で消すというのが今のところのベストです。文字の取り込みが第一目的なので、クリップをわざわざ消す必要はないんやけど。
(指で押さえた場合、指を自動で消してくれる機能はあるんですが、クリップは消えてくれません。)

生成したPDFの容量は130MB。エラーもなくNotebookLMに取り込めて、無事質問に答えてくれるようになりました。これは便利。

どういうところに住みたいか

第2の人生のために移住するとしたらどういうところがいいか?

ということで、会社をやめてからいろいろなところを見てきました。

これまで感じたことから、頭の整理をしておきます。

人と建物の密集度

以前大井町あたりに住んで、丸の内で仕事をしていたことがあったけれど、空がせまくて人がごみごみしているところでの生活は苦しいです。

ということで、2度目の東京転勤のときの住まいとして今の妙典を選んだのは、水辺のおかげで空の広さが確保されていて、ほどほどに閑散としているところだったから。

人と建物の密集度という観点だけでいえば、もっと閑散としててもいいです。

限られた時間内での選択肢の多さ

閑散としたところだと、

たとえば雲南省の香格里拉(シャングリラ)もそういうところになると思うけど、ひろびろとはしているものの不思議と閉塞感があります。

ここは高鉄の終点になっているので、鉄道で移動しようとすると1方向にしか行けなくて、たとえばここに住んで1日自由時間があったときにできることの選択肢が少なそうなんです。

この「限られた時間内での選択肢の多さ」というのが自分の中でだいぶ重要そうに思いました。

限られた時間内での選択肢の種類

たとえば書道教室とかがあっても、自分にとっては選択肢にならないと思うけれど、どういうものならなるのか?

さっきの香格里拉の「高鉄の終点」の逆で、あっちこっちに行ける交通の要衝だったら、それだけで自分にとってはOK。行ける方向1つ1つが「ありな選択肢」になるので。

长春(長春)めっちゃ好きなんですが、それは町の中のサイクリングルートの選択肢が多いからというのも大きそうです。

この選択肢になるもののバリエーションについては、別途掘り下げがいのあるテーマになりそうな気がします。書道教室があるなら、書道好きになったらええやん的なのも?

気候

暑いところが苦手なので、低緯度低標高のところに住むのはしんどいです。旅行で行くぐらいならいいけれど。

定住する前提なら、常秋エリアは理想です。

その他の要因

わりとごみごみしてて、シェアサイクルもないというハンデを超越して好きなのが重庆(重慶)。

交通の要衝といえばそうやけど、ただただ高低差にわくわくする町です。こっち系ももしかしたら別バリエーションあるかも?

全部を兼ね備えた理想の町はないので、何を捨てられるかの話になるけれど

今の妙典って総合的に見ても悪くないんです。

選択肢はないよりある方が幸せ。

とは必ずしも言えないと思います。

どこでも選んでいいという前提で考えてきたけれど、「どうしようもなくそこに住むしかなかった」みたいな事情にも今さらながらちょっとあこがれます。

長期間ログインしなくても消されないアカウント

ネット上の無料サイトって、何か月かログインしないとアカウントが抹消されてしまうようになっていることが多いけど、禁固1年とかでも刑務所に入ったらそういうのん全滅してしまうんやろね。Gmailとか。

とずっと前に書いているけれど、昨年末の中国でそのことを思い出していました。

日中の関係が悪くなって、ありもしないスパイ容疑とかでつかまったらそうなるかも。この渡航履歴からすると、日中どっちから疑われてもおかしくなさそうやし。

2 年以上 Google を使用されなかった場合、Google は無効な Google アカウントとそのアクティビティやデータを削除する権限を有します。

たとえば今のGoogleだと、2年ログインしなければアカウント削除されるかもということが公式に書かれているけれど、長期間ログインしなくても削除されないアカウントって何かあるかな?仮に継続的な支払いができなくなったとしても生き残るようなもので。

ということで思いついたのが、

出身大学からもらっている生涯メールアドレス。当初は転送専用アドレスでしたが、途中でバックのシステムがGmailに替わってメールボックスも持てるようになりました。

「生涯」とうたっているので、ログインしないからってなくなるものではないし、

このポリシーは、個人の Google アカウントに適用されます。職場や学校などの組織を通じて設定された Google アカウントには適用されません。

さっきのGoogleのページにもこう書かれているので、アカウントは生きたままデータだけ消されるみたいなことも今はなさそうです。

ということで、もともとこの生涯メールアドレスは

メインのGmailやInfomaniak Mailなどのメールボックス群への転送元アドレスの1つという位置づけにしていたんですが、転送先のメールボックス群側に用途転換しました。これで出所後も過去のメールが参照できるようになるかな。

あと、買い切りの生涯プレミアムアカウントを持っているpCloudもあるので、ファイル置き場も残っててくれるかな。

でもアクセス方法を忘れてそうやなあ・・・

日本の中華そば

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今日は、最近チラシで存在を知った近所のお店で中華そばをいただきました。めっちゃおいしいです。

現時点で世界最古の麺が出土しているのが、甘粛省省都の兰州(蘭州)の西100kmほどのところにある喇家遺跡。約4000年前。当時はまだ小麦が伝わってなかったので、材料は粟(あわ)でした。

その後、シルクロードを通って西アジアから小麦が伝わってきて、中国で小麦の麺が作られるようになります。

この1年で中国のあちこちの地域を見てきたけれど、兰州からシルクロード東端の西安あたりの黄河中流域が一番小麦麺のバリエーションが多彩でした。麺の太さを選べる兰州拉面も、平たいビャンビャン麺や刀削麺も、このあたりのローカル料理です。

日本の小麦麺は遣唐使が持ち帰ったものが始まりだそうなので、つまりはこの中華小麦麺激戦区の西安(当時の長安)由来。

なのに、日本の中華そばは中国の小麦麺のどれともちがっていて、完全に独自の進化をしているように見えます。巻きずしからカリフォルニアロールが生まれたように。

最近麺料理を見ると、架空の進化系統図が浮かぶようになりました。