中国満洲の旅(2日目)-伊藤博文の足跡@哈尔滨

哈尔滨(ハルビン)到着翌日の朝です。

緯度は北海道最北端の宗谷岬よりちょっとだけ北です。夏に引導を渡しました。

空港から町まで

哈尔滨の空港には地下鉄が来ていません。

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税関を抜けて"Bus Ticket"の案内板に従って歩くと、シャトルバスの券売機がありました。

中国のバスの券売機って、これまで100%人民IDカードが必要で、使えたことが一度もなかったんですが、ここではふつうにQRコード決済だけで買えました。決済用のQRコードはなぜか途中と最後で2回読ませる必要がありました。

その前に行き先を選択する必要があるんですが、選択肢がいっぱいあってどれが宿の最寄りかわからない。なのでとりあえず一番無難そうな哈尔滨火车站(方角なしの古い高鉄駅?)を選択。そこまで行けば地下鉄も通ってるし。

印刷されたQRコード切符には「检票口:1号线发车位」(改札:1号線発車場所?)とあって、その1号线のバスは自販機まん前の出口のすぐ左側に止まっていました。

乗って4分で満員になったので出発。

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出発から45分で哈尔滨火车站近くのこのあたりに到着しました。駅横づけとかではなくてまあまあ離れてます。

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その近くで空港行きのバスチケットが買えるようになっていました。今回はもう哈尔滨の空港には戻らないけど、日本からSPRING JAPANの直行便が出ている貴重な町なので、何かの機会に乗ることがあるかも。

哈尔滨火车站

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哈尔滨火车站は、日本語にするとハルビン駅。

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安重根义士纪念馆(安重根義士紀念館)。

そっか、伊藤博文が暗殺された「ハルビン駅」ってここなのか。

2009年に伊藤博文の生家に行って、

2013年に伊藤博文のお墓も見て、そして2025年に最期の地にもやってきました。3か所ともねらって行ったわけじゃなくて、たまたま近くにいて引き寄せられた感じです。

宮本武蔵現象!

中国満洲の旅(0日目)-出発@千葉

これから満洲に出かけてきます。戦後80年というタイミングはたまたまです。

ここ1年の中国旅行としては、

中華圏おためし放浪大陸編
中国南部おためし放浪
中国中部おためし放浪
中国避暑地探しの旅

に続く5回目になります。

ちなみに「まんしゅう」の表記は「満州」でなく、Wikipediaと同じ「満洲」で統一します。「中国東北部」でもよかったんですが、「満洲」の方がどのあたりかを思い起こしやすいかなと思いました。

日記の件名フォーマット

今回もここ最近の旅行記に引き続き、

中国満洲の旅(書いた時点の旅行日カウント)-タイトル@書いた時点の現在地

というフォーマットでいきます。日や場所は「いつどこであったできごとか」ではなくて、「いつどこで書いたか」なので今回も注意。

今日は成田で前泊するだけなので0日目。カプセルホテルやし、明日は朝早いのでさっそく1日目を欠番にするかも?

行き帰りのフライト

▼行き

2025.09.09(火) 07:15 成田T3発 IJ213
2025.09.09(火) 10:15 哈尔滨(ハルビン:黒龍江省省都)T3着

▼帰り

2025.10.07(火) 10:45 北京首都T3発 IJ018
2025.10.07(火) 15:30 成田T3着

これまでの準備など

旅じたくと実験

夏の終わりまであと2日。

日本もそろそろ夏の底力が弱ってきはじめているので、昨日ひさびさにインラインスケートに出かけてきたんですが、運動不足すぎてめっちゃ筋肉痛に(>_<)

満洲に渡ってしまえば、もうTシャツでは肌寒い季節です。

異種eSIMアダプタへの書き込み実験

eSIMを物理化できるアダプタを3種類持っています。

管理ツールは基本的にほかのと互換性がないんですが、唯一このJMP SIM Managerからは9eSIM V3 esim adapterの中が見えました。書き込みとかもできるかも?

ということで、JMP SIM Managerを使って9eSIM V3 esim adapterにeSIMがインストールできるか実験してみました。

今回の航空券もTrip.comで取っているので、24時間 500MBの無料eSIMがついています。このeSIMならインストールに失敗して使えなくなっても痛くないです。

実際やってみたところ、何の問題もなくeSIMをインストールできて通信確認までできました。もちろんこのeSIM、9eSIMアプリからもちゃんと見えました。

PingweのeSIMをダウンロードしてみる

これまでの中国旅行でNomad eSIMが担当していたところを今回はPingweでやってみようという話ですが、今日実際買ってみました。

10GB 30Daysで$5.49(今日のレートで821円)。支払いにはRevolutの使い捨てカードが使えました。

購入後すぐにメールが届きます。“Activate Now” “Or scan the QR code"ということやけど、QRコードスキャンとは別になってるActivateってどういうこと?と思ってクリック。

結局ここでも同じQRコードが出てきました。“Activate Before"欄の日時からすると、お金を払ったタイミングからちょうど180日(180×24時間)後までにアクティベーションしないといけないみたいです。

カバーエリアは中国本土(China mainland)で、主要キャリア(China Unicom・China Mobile・China Telecom)は3つとも使えるようです。

このQRコードをスキャンすることでeSIMのインストールができました。

★使用量チェック

さっきのページの一番下にあった"Check Usage"ボタンをクリックすると、

こんなふうに残りの通信量が見えます。専用アプリはないけど、ちゃんと表示する機能はあるんやなあ。

よくわからないのが、“Remaining Validity”。30日のSIMなのに179日?アクティベーション期限のこと?

実際の期限の切れ目がどうなっているかは、30日後の旅行最終日にだいたいわかりそうです。

追記 2025-09-10

中国到着翌日の今日時点で

Remaining Validity: 29Days
Expires: Oct 9, 2025

となっていました。有効期限は初回通信から30日後までのようです。早めにインストールしておいたからといって早く切れたりはしないみたいです。

追記 2025-10-09
初回通信から24×30時間後に期限切れとなりました。
期限切れまで24時間を切ると、Remaining Validityの単位がDaysからHoursになります。

★日本での挙動

このeSIM、中国のプランなのに、ダウンロードすると日本でもSoftBankのアンテナに5Gでつながってびっくり。

アンテナピクトだけ見るとそのまま使えそうな勢いなんですが、それでもさすがにだめでした。ここまで行って使えないパターンは初めてかも。

キャリアからは"10.“で始まる30ビットマスクのローカルIPアドレスがふられるんですが、どことも通信ができません。トレースルートを打っても何の応答もないし、デフォルトゲートウェイもPINGを返しません。

ちなみにPingweって、日本eSIMが3GB 30Daysで$2.7(約400円)なので、日本人がふつうに日常使いしてもいい値段です。

でもPingweには、利用中のeSIMを期限延長をする機能がないっぽいので、毎月新規ダウンロードするしかなさそうなのがちょっとめんどそうではあるけれど。

もし中国のと同じく、複数キャリア接続できるものなら山とかでめっちゃ心強いし、SoftBankだけだったとしても今の楽天モバイル・au(povo2.0)・DoCoMo(HISモバイル)の3キャリア体制にSoftBankが加わるのは個人的にだいぶありがたいです。

帰ってきてからテストしてみようかな。

追記 2025-10-12

マイナ免許証にすべきか否か

マイナンバーカードと免許証の一体化はいったん保留にしています。

カード更新時の免許証データ引き継ぎの謎

マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」について、9月1日からマイナンバーカードを更新した際に免許証のデータも自動で引き継がれる運用が新たに始まります。

この前こんなニュースが出ていたけれど、ちょっと調べてみるとよくわからないことが。

​更新後のマイナンバーカードに免許情報を引き継ぐための手続き

【注意点】

  • 令和7年9月1日以降にオンラインで更新申請した方が対象です。

9/1から自動引き継ぎになったのに、引き継ぐのに手続きがいるってどういうこと?千葉県警。

更新日:2025年9月2日

現行のシステムでは、マイナンバーカードを更新しても運転免許の情報は引き継がれません。

警視庁(つまり東京都)はこんな感じ。何がどうなってる?

一体化をした方がいいかどうか

マイナンバーカードは最近更新したばかりなので、更新時の免許証データの引き継ぎについては近い話ではないんですが、それはさておき一体化した方がいいかどうかは整理しておこうかな。

一体化させるのは近くの管轄警察署で無料でやってくれるみたいです。即日交付。

一体化のメリットとしては、ざっくり住所変更手続きとか更新手続きとかが楽になって、更新手数料が安くなるということ。

デメリットとしては、海外で運転できなくなることがあるということ。国外運転免許証だけあれば運転できるところも多いけれど、国内のと両方ないとというところもあるようなので。

あと、マイナンバーカードは再発行に時間がかかるので、一体化して紛失するとしばらく身分証明する手段がなくなってしまうということもあります。povo2.0のeSIM再発行とかができなくなったりしそう。

うーん、悩ましいけど一体化しとこうかな。

民族がわかれば中国がわかる

少し前に教えてもらった本に、これまでの中国旅行で疑問を持ったり仮説を立てていたことの答え合わせになるところがいろいろあったのでメモ。

日本の漢字の音読みはなぜ中国の普通話より南の方の言葉に近いか?

もしかしたら日本の漢字の音読みって、福建省あたりの方言がルーツなんかも?

と思っていましたが、

かつて中華の中心だった中原エリアで生まれた古い中国語が、南の方や日本に伝わる。
その後北方民族の影響などで、北京を含む北の方の言葉が変化した。

という流れみたいです。福建省あたりの方言も日本語の漢字の音読みも、共通のルーツである古い中国語からあまり変わらなかったから似てるという話のようです。

広東の竹升面が飛び地のように西宁や兰州にあるわけ

本の中には、西北地域の回族の人たちがアラビア語通訳として貿易都市の広州にたくさん出稼ぎに出ているという話がありました。

あ、西北地域と広東省がつながった!

広東省以外ではまったく見かけなかった竹升面を西北地域の西宁や兰州で飛び地のように見かけたのは、出稼ぎ先で食べた味を地元でも再現したかったということがあったからかも!

この説には中華AIのQwen Chatも賛成してくれました。シルクロード地域の人たちは麺料理に対する意識が高いので、広東で見かけたこの麺も見逃さなかったんじゃないかと。

あと、兰州ラーメンはイスラム文化だという話もあったんですが、あれだけ中国各地で見かけるのも出稼ぎの人たちの力なのかも。

蒙古(モンゴル)族のポジション

7〜8月の避暑の旅では内モンゴル自治区も訪れていましたが、蒙古族はほかの民族より明らかに扱いがいい印象を受けました。

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遠慮なく自民族のアイデンティティを主張させてもらってるような。

かつて中国を統一していたこともある民族だということで、中国国家側も気をつかっているところがあるというのは本でも書かれていました。

★チンギスカンの英雄視

内モンゴル自治区省都の呼和浩特(フフホト)では、ある意味敵ともいえる成吉思汗(チンギスカン)の名を冠したあれこれがあってびっくりしましたが、中国としておおっぴらに讃えるようになったのは日本軍の侵攻がきっかけにあったようです。

チンギスカンを「中華民族の英雄」とすることで、国内の意識の統一をはかったわけです。

ただ、習近平さんは民族がそれぞれの色を持つことをよしとしていないようで、最近雲行きが変わりつつあるそうです。