中国避暑地開拓2026(22日目)-ブラックリストに載った町@石嘴山

昨日乌海(烏海)から石嘴山に移動してきて翌朝です。

ぶどう公園

昨日列車に乗るために乌海站に向かう途中、初日バスから見えて気になっていた葡萄公园に寄ってみました。

IMG_20260729_090857

朝はすずしくていいです。

IMG_20260729_090748

IMG_20260729_091317

あ、ぶどうがなってる。

IMG_20260729_090643

やっぱり取ったらあかんみたい。

昼間の日差しで糖度が高まり、夜の低温で酸味が保持されるので、気温差の激しい砂漠の気候はおいしいぶどう作りに向いているのだそうです。そして砂漠の厳しい環境のおかげで、害虫や病気からも守られるのだとか。

でもいいことばかりではなく、冬は気温がマイナス10℃を下回るので、防寒対策としてぶどうの木は土に埋める必要があるそうです。

ブラックリストに載った町

乌海から石嘴山へは高鉄で40分ぐらい。窓際の席だったので、ずっと外を眺めていました。

IMG_20260729_125754

乌海の重工業地帯は今回行かなかった黄河の西側やったんやね。

IMG_20260729_130602

石嘴山の惠农区に入りました。こちらもいかにもな重工業地帯。

実はこの石嘴山の町はかつて環境汚染で中国政府のブラックリストに載ったことがあって、汚染のひどい工業プラントを強制閉鎖。そしてそこから環境保護のための取り組みが始まったそうです。乌海と同じくぶどう栽培を始めたりとか。

石嘴山の市街地の標高は約1200m。そんな過去のややこしい話は何も知らず、地図で見て変わった水辺があるなあということだけで行き先に決めました。

IMG_20260729_132649

IMG_20260729_132818

石嘴山站に到着。8両編成なのに、10人も下りてないです。

IMG_20260729_133013

そして町の名前そのままの石嘴山站がまたまた真新しいです。この駅には高鉄しか止まらないのは予約のときにわかっていたので、

もうこれは乌海と同じパターンかなと思ったら当たり。古い石嘴山站が、おととしの高鉄開通で石嘴山南站に改名したそうです。

IMG_20260729_134316

とりあえず、重工業全盛期には失われてしまっていたらしい青空がちゃんと見られました。

中国避暑地開拓2026(21日目)-黄河のダム湖@乌海(烏海)

乌海3日目の朝です。これから次の町に移動します。

熊本のみなさんご無事で(>_<)

昨日はゴールの西宁あたりでも地震がありました。

まずは乌海の夏に暮らす町としての情報から。

気温と湿度

最高気温は33℃ぐらいで湿度は50〜60%ぐらい。午前中はすずしいんですが、昼間は気温の印象よりも外を歩くのがきついです。

巴彦淖尔(バヤンノール)ほどではないけど、風向きからして同じフェーン現象の影響を受けていそうです。

蚊はいます。何回か刺されました。

物価

宿はバス・トイレつきのシングルで2500円弱ぐらい。上海ぐらいのイメージ?

IMG_20260727_153115

ほかの物価は最安レベルといってよさげです。

市内の移動手段

地下鉄なし。路線バスあり。AlipayのQRコード切符取得可。

バス位置は高德地图や掌上公交アプリといった標準的な手段で見えます。

でもちょっと注意点がひとつ。

中国のバスって、日本のと同じく「下りますボタン」がついていますが、だいたい無条件で全停留所に止まるので、基本使われていません。でも乌海では、人のいない停留所はばんばん飛ばして走るので、ちゃんと下りる意思表示が必要です。

IMG_20260727_152931

シェアサイクルはなく、3色ともスクーターのみ。自転車なくて歩いてるから暑く感じるんかな?

黄河のダム湖

IMG_20260728_095557

やっぱり見てみたかったのは、人為的に気候を変えているというせき止められた黄河。こちらは下流側。せき止められても赤いなあ。

長江の三峡ダムのように船が通れるようなしくみにはなってなさそうです。

市街地の真横に黄河本流が流れている町は兰州とここぐらいかも。

IMG_20260728_100022

上流側。ダム建設には炭鉱の町の土木パワーが生かされているのだとか。

IMG_20260728_120609

黄河の対岸にはゴビ砂漠が広がっています。

え、ゴビ砂漠ってモンゴル南部だけじゃなくてこんなところもなん?と思って調べてみたら、今回訪れた呼和浩特(フフホト)・包头(包頭)・巴彦淖尔(バヤンノール)の黄河より北側は全部ゴビ砂漠扱い。つまり市街地は砂漠エリア内。

しかも甘肃省もほぼまるごと入っているので、前回のシルクロードの旅で新疆ウイグル自治区を出たあとの嘉峪关(嘉峪関)・张掖(張掖)・武威あたりの河西回廊は全部ゴビ砂漠エリアだったみたいです。哈密(ハミ)/クムルはぎりぎり外。

中国避暑地開拓2026(20日目)-気候を変えた町@乌海(烏海)

昨日巴彦淖尔(バヤンノール)から乌海に移動してきて翌朝です。

市街地の標高は約1200m。いよいよ内モンゴル自治区もここが最後の町です。地図で見て、この黄河を抱き込むような地形に惹かれて来てみました。

ここはもともと炭鉱の町だったそうですが、石炭が枯渇しそうになったので産業構造を転換。黄河をせき止めて湖を作り、砂漠の極端な気候を緩和してぶどう栽培を始めたのだそうです。そして今では高級ワインの産地に。

IMG_20260727_135611

IMG_20260727_135757

町の名前そのままの乌海站がまたもや真新しいです。

これは鄂尔多斯や巴彦淖尔と同じパターンかな?と思ったらちょっとちがいました。

もともとこのあたりは海勃湾と呼ばれるところで、その市街地の近くに海勃湾站ができました。

そのあと海勃湾市は乌达市と合併して乌海市となり、海勃湾站も乌海站と改名。

そして去年このあたりに高鉄を通すことになって、町の北方に高鉄用の乌海站を新設。その際、もともとあった乌海站は乌海东站に改名された・・・といういきさつでした。

つまり、方角つきの駅が古くて方角なしが新しいというめずらしい形になっているんです。

IMG_20260727_143336

宿の人は日本人初めてみたいな反応でしたが、日本の文化はこんなところにも。

中国避暑地開拓2026(19日目)-夏に暮らす町として@巴彦淖尔(バヤンノール)

巴彦淖尔3日目の朝です。これから次の町に移動します。

気温と湿度

初日も暑かったけど、昨日も暑かったです。しかもむしむしします。

温湿度ロガーに残っている情報では、今回の滞在での外の最高気温は36℃ぐらいで、湿度はずっと60%ぐらいでした。

去年こちらの予報を見ていたときには特に暑い場所という印象はなかったんですが、東の呼和浩特(フフホト)の方が涼しそうには見えていました。

日の出5:42・日の入り20:11で中国西方あるあるやけど、1日で一番暑い時間帯が夕方。夕食に出かけるのが苦痛でした。

IMG_20260726_163453

なのでついつい冷麺とかに。黄河流域エリアには安定して朝鮮族料理のお店があります。

蚊は見かけていません。何も対策してないけど、刺されてはないです。

物価

宿はバス・トイレつきのシングルで2000円ちょっと超えるぐらい。

IMG_20260725_170549

ほかの物価は包头以前の最安レベルでした。

IMG_20260725_170954

特筆すべきは量り売りじゃないレトルト煮卵。1個1.2元は見たことがない安さです。標準が1.5でこれまでの最安は1.3でした。

市内の移動手段

地下鉄なし。路線バスあり。AlipayのQRコード切符取得可。

バス位置は高德地图では表示されませんが、掌上公交アプリならOK。

IMG_20260725_135611

IMG_20260725_170113

シェアサイクルはなく、3色ともスクーターのみ。暑いし自転車ないしで、あまり出歩けませんでした。

見逃したもの

ちょっと聞いた話なんですが、このあたりでは砂漠で稲作をやっているところがあるそうです。

AI管理で地中のパイプから必要量だけ水を供給するみたいなハイテクな方法でやっているらしく、現物見てみたかったなあ。

あと、黄河水利文化博物馆も気になったんですが、今開いていませんでした。

中国避暑地開拓2026(18日目)-なぜか暑い町@巴彦淖尔(バヤンノール)

昨日包头(包頭)から巴彦淖尔に移動してきて翌朝です。

市街地の標高約1000m。呼和浩特(フフホト)や包头よりも黄河の上流なのに標高が下がってます。町がより川面に近いってことかな。

IMG_20260725_142704

そしてなぜか巴彦淖尔暑い!避暑にならない!避湿にはなるけど。

今朝の状態でも、低地の石家庄なんかより気温が高いです。東の方が日も高いのに。

低地の気温がそこそこなのは雲のせいだとは思うけれど、巴彦淖尔は今南で雨が降っていて、その南から風が来ているので、フェーン現象かなあ。

湿った風が南の黄土高原の盛り上がりを越えてくるときに水蒸気が液体になって、その凝縮熱がこのへんに来ると。

水+熱→水蒸気

の逆で、

水蒸気→水+熱

になるというあれです。

新しく見える町

IMG_20260725_134547

IMG_20260725_134843

IMG_20260725_135119

町の名前そのままの巴彦淖尔站が真新しいです。

IMG_20260725_140456

そして駅の近くにごみごみ感がないです。

もしかしてこれは、鄂尔多斯と同じパターン?

と思って調べてみると、そのままではないけど似たようないきさつが見えてきました。

もともとこのあたりは临河市というところで、临河站という鉄道駅がありました。

そのあと町の名前を、もう少し広域エリアを指す地名だった巴彦淖尔に改名。で、これまでの中心から離れたところにその町の名前を冠した新駅を作り、临河站を廃止した・・・ということみたいです。

鄂尔多斯のときは、元の町の中心から30kmぐらい離れていたけれど、巴彦淖尔站は临河站から2kmぐらいしか離れてないです。