中国避暑地探しの旅(11日目)-夏に暮らす町として@兰州

兰州6日目の朝です。これから3つ目の町の银川に移動します。

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兰州は夏に暮らす町としてどうだったかというまとめです。

気温と湿度

気象当局は高温警報を発表し、熱中症の発生などに警戒するよう呼びかけています。なお、この暑さは少なくとも今週いっぱい続く見通しです。

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兰州ではこの「猛烈な暑さ」の直撃があったので判断がむずかしいです。

その暑さが引いたあとの昨日は、昼間でも快適に外を歩くことができました。温湿度ロガーの記録によると、最高気温29℃。湿度は約60%。

例年の気温だったら、兰州がちょうどいいぐらいで西宁はちょっと肌寒いぐらいだと思うんですが、「猛烈な暑さ」って結局のところ今後よく来るような気がするので、このあたりに避暑に来るなら「とりあえず西宁」でいいような気がします。肌寒かったら何か羽織ればいいし。

西宁に続いてここでも蚊は見かけませんでした。お店で殺虫剤も見つけられませんでした。

物価

ここも西宁と同じく、宿がバス・トイレつきのシングルルームで1泊2000円超えで少し高めでした。避暑ハイシーズンのせいかも?でもここってそもそも避暑地として認識されてるんかな?

そしてほかの物価は、一般的な中国の町と変わらないように見えます。

移動手段

★地下鉄

兰州の町には地下鉄が通っていて、外国人でもAlipayでQRコード切符が取れました。

★市バス

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市バスもたくさん走っていますが、実質使えませんでした。

どういうことかというと・・・Alipayの兰州の市バス用QRコード切符には3種類あって、

  • 兰州电子公交卡:外国人には取れない(身分証明書欄に数字しか入力できない=人民IDのみ?)
  • 兰州城乡公交卡:外国人でも取れる
  • 兰州新区电子公交卡:外国人でも取れる

こんな感じになっています。

取れる「兰州城乡」と「兰州新区」はどうもエリアがちがうみたいで、地下鉄沿線の市街地を走るバスでそのQRコード切符をかざしてみても、エラーで乗れませんでした。

★シェアサイクル

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シェアサイクルは、青(哈罗)・黄色(美团)・緑(滴滴)の3種類ともあります。

最大派閥は青で、黄色もそこそこあって、緑はレアです。

これまでパスポート認証の制限で青にしか乗れなかったんですが、今回試行錯誤の末に3色とも乗れるようになりました。
(黄色は美团アプリを使い、緑はAlipayアプリを使うのがポイントでした。WeChatアプリや滴滴アプリを使わずに。)

とはいえ四川のときとちがって、「30分以内なら30日間何度でも全国で乗り放題」で約300円みたいなチートなプランが今なくなっていて、前ほど気楽には乗れなくなってしまっていました。
(昨日の実績では、青と緑が15分1.8元で、黄色が15分1.5元でした。1元=約21円。)

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あと、ほかの町より車道が横断しにくいつくりになっていることが多かったりして、自転車でどこでも縦横無尽に行けるみたいな感じではないです。
(この写真を撮った歩道橋にもスロープはありませんでした。)

追記 2025-07-22
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空港には地下鉄は行っていませんが、兰州西の高鉄駅から「空铁」でアクセスできるようです。

中国避暑地探しの旅(10日目)-急に寒くなった日@兰州

兰州5日目の朝です。明日次の町に移動します。

昨日は、先週から予報されていた不自然に低気温な日でした。実際には雨が降ったりやんだりで、外の気温は22℃〜24℃ぐらいでした。

本場の兰州牛肉面を食べる

去年の12月以降、合計で3か月ぐらい中国に滞在しているけれど、たぶん「拉面(ラーメン)」という単語は「兰州拉面」という並びの中でしか見たことがないです。

そして「兰州拉面」とはほぼほぼ「兰州牛肉面」のことで、「兰州拉面」や「兰州牛肉面」の看板を掲げたお店は、これまで訪れた中国のほぼ全部の町で見かけていました。唯一、福建土楼の永定になかっただけかも?

日本でいえば「讃岐うどん」みたいなポジションになるんかな。

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牛肉面店って、中国で一番多い外食のお店なんじゃないかと個人的に思っていて、兰州にもたくさんあるんですが、

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今回は「兰州牛肉面」とちゃんと「兰州」つきのお店で食べてみることにしました。

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スープ赤いけど、本場の四川料理と同じく見た目ほど辛くないです。

麺は細めやけど、やっぱり食感に中央アジアのラグマンっぽさを感じます。ここはシルクロード本ルート上の町やもんなあ。周りを見ると、ちょっと太めだったり幅広だったりする麺を食べている人もいてはったので、言えば選べるんかな?

これで8元(約160円)でした。

清真とは

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さっきの兰州牛肉面のお店もそうやったけど、兰州では食べ物やさんの看板によく「清真」って文字が書かれています。

これ、今回西宁に行ってなかったら意味わかってなかったです。無添くら寿司の「無添」とか、「元祖」とか「本家」みたいなものかとかんちがいしてしまってそう。

西宁にあった「清真大寺」が「グランドモスク」っていう意味だったので、「清真」はイスラム式のこと。つまり食べ物やさんだと、ハラル対応していることを指すみたいです。

インドネシアのムスリムの人たちとか、外国旅行たいへんやろなあと思ってたんですが、ここなら安心して旅行できそうです。

中国避暑地探しの旅(9日目)-初めまして黄河@兰州

兰州4日目の朝です。

昨日もちょっとだけ出かけてまたゆっくり静養して、今朝やっと完全回復したっぽいです!

初めまして黄河

西宁にはいずれ黄河に流れ込む湟水という川がありました。

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場所によっては干からびていたりもしていたけれど、黄河自体を見たことはありませんでした。

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でもここ兰州には本物の黄河が流れていました。「黄」河やけどだいぶ赤いなあ。黄土ってこれかな?

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ふつうの船も運行されてるみたいなんですが、

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黄河羊皮筏子という、羊の皮を風船みたいにふくらませて浮力にするいかだもありました。このへんみたいな標高の高い乾燥地では、丸太より羊の皮の方が低コストだったってことかなあ。軽量で運びやすそうなのもいいかも。

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でもこれはこわいなあ(>_<)

黄河流域

長江って、河口が上海で、途中の川ぞいには武汉(武漢)とか重庆(重慶)とか日本でも名前を聞く町があります。

でも黄河って河口に都市がないし、途中の町も日本ではあまりなじみがないしで、実際に見たことがある人って意外といないのかも?
(日本で一番有名なのは洛阳(洛陽)かな?あと個人的には、地理で包头(包頭)を聞いたことがあったぐらい。)

そして長江は、金沙江と岷江という2つの川が合流したところから始まっていたけれど、黄河にそういう人工的なスタート地点はなさそうでした。どこが始まりなのか地図でずっと上流を追っていくと、

最後にたどりついたのがここ。なにやら源流の碑的なものが立っているみたいです。

そのたどった感じからすると、兰州って黄河流域で一番上流にある町のようです。途中何かしら集落はあるかもしれないけれど、地図で見えるほどのものはなかったです。

兰州のあとのルート

西宁(西寧:青海省省都):標高約2300m
兰州(蘭州:甘粛省省都):標高約1600m
银川(銀川:寧夏回族自治区省都):標高約1100m
巴彦淖尔(バヤンノール:内モンゴル自治区):標高約1100m
包头(包頭:内モンゴル自治区):標高約1100m
呼和浩特(フフホト:内モンゴル自治区省都):標高約1100m

もともと今回は、こんなふうな黄河ぞいの町をたどっていくルートで考えていましたが、银川あたりの気温が異常に高くなるタイミングがあるという予報があったということで、

兰州(蘭州:甘粛省省都):標高約1600m
天水(甘粛省):標高約1100m
太原(山西省省都):標高約800m
大同(山西省):標高約1000m
呼和浩特(フフホト:内モンゴル自治区省都):標高約1100m

プランBとして太原側に回避するルートも考えていました。

でも「银川あたりの気温が異常に高くなるタイミング」はもう過ぎた(というか兰州で直撃を受けた)ようなので、元の黄河ルートで行くことにしました。

中国避暑地探しの旅(8日目)-動かずやり過ごす日@兰州

兰州3日目の朝です。

西宁から兰州に移動してきた日の気温差からか体調を崩してしまったので、昨日は午前中ちょっと出かけて食料品を買い込んで、あとはずっと宿にこもっていました。だいぶよくなったけど、まだちょっと熱っぽいです。

実は西宁の宿が夜市エリアのまっただ中で夜中までずっとどんちゃん騒がしくて、耳栓をしてても寝不足になってしまっていたので、それもあったのかも。

ちなみに昨日(7/17)の朝時点での墨迹天气の予報はこんな感じ。前から見えていた7/19の気温低下が不気味やけど、とりあえず7/17を乗り切ったので、あとはまともに出かけられる気温に落ち着きそうかな。

中国避暑地探しの旅(7日目)-避暑地候補その2@兰州

昨日西宁から兰州に移動してきて翌朝です。

兰州(蘭州:らんじょう/らんしゅう)は黄土高原の西のへりに位置する甘肃省省都で、標高約1600m。緯度も標高も上高地と同じぐらいです。

気温と湿度

昨日の兰州の気温の予報は、WindyのECMWFでは33℃で墨迹天气では37℃でした。いずれにしても、見えている範囲では一番の高温の日のようでした。

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兰州あつっ!天気予報はくもりだったので、それで37℃なんてないだろうと思っていたんですが、雲が切れたタイミングでここまで上昇。その前は33℃ぐらいでした。

ちなみに同じスマホポーチにつけてあった温湿度ロガーで記録されていた最高気温は36.7℃でした。そのときの湿度は約40%。

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西宁駅の近くで「避暑天境 中国夏都 Cooling Utopia China’s Summer Capital」の看板を見かけたけれど、避暑的に昨日の正解は「西宁にもう1泊しておく」やったんやろなあ。

例年こんなに暑いわけではなく、兰州の7月の平均最高気温は28℃で、平均最低気温は17℃だそうです。

ちなみに今日の日の出は6:00で、日の入りは20:20。それで1日の最高気温は16〜17時ぐらい。ちょっと東に移動してきたけど、このへんは西宁とあまり変わらないです。