アフリカの角の生え際(12)-療養

この続きです。

2013.05.01(水) エチオピア3日目 ジジガ

もう前に進まないと決めたとはいえ、現金に余裕がないことには変わりがないので、ATMのあるアジスアベバに早いこと戻ってしまうことにしました。

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ということで、エチオピア航空のオフィスで飛行機のチケットを。

明日(5/2)の便はもういっぱい。あさって(5/3)のなら残っているそうです。

じゃあもうそれで!そして急いで宿に戻って、1日分の延泊を申請。

これで財布の100Birr札は、

21枚-13枚(あさっての航空券代)-4枚(明日の宿代)=残4枚

となりました。

残りの日程としては、

5/1 ジジガ2泊目
5/2 ジジガ3泊目
5/3 ジジガ→アジスアベバ
5/4 アジスアベバ
5/5 早朝1:45発の飛行機でエチオピアを出国

こんな感じになりそうです。

まだ不安材料が残っているとはいえ、戻りのめども立ったし、今朝の情報収集で気力も使い果たしたので、部屋で寝込むことにしました。

もう動けない><

熱はないけど、のどが痛くて、お腹の調子もよくないです。

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まったく食欲がわかないけど、食べずに寝込んでも回復しない気がするので、お昼はなんとかスープだけでも。もしかしたらと思ってもう1品頼んでいたけど、のどを通らず。

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夜もスープ。なにげにおいしいです。

この宿は併設の食堂に水も売っているので、まったく敷地から出なくてもなんとかなるのは助かります。

「健康って大切」
「衣食住の住って大切」

目新しい気づきではないけれど、このとき自分はそんなメモを残していました。

アフリカの角の生え際(11)-ある決断

この続きです。

2013.05.01(水) エチオピア3日目 ジジガ

今後の動きを決めるために状況の整理をしておきます。

アジスアベバで買った地図からすると、ここジジガから国境のトゴチャレまでは約50km。そしてトゴチャレからハルゲイサも約50km。

アジスアベバからジジガまでは"Asphalt"という最上ランクの道路だったので1日で600kmも進めたけど、ジジガからトゴチャレまでの道はその1つ下の"Allweather Road"。「雨でも通行不能になるほどにはぬかるまない」という意味かな?

50kmとはいえ、すんなりとはいかないかもしれません。

そしてさらに心配なのが、トゴチャレとハルゲイサの間に道が描かれていないこと。

エチオピア外だから地図として手を抜いているとも考えられるけど、ソマリランド内でもほかのところには道が描かれています。

ジジガ-ハルゲイサ間は、距離はそんなでもないけど、移動にはまる1日かかると読んでおいたほうがいいかもしれません。国境の手続きでも時間かかるやろし。

その前提で日程を組んでみると・・・

5/1 ジジガ2泊目
5/2 ジジガ→ハルゲイサ
5/3 ハルゲイサ→ジジガ
5/4 ジジガ→アジスアベバ
5/5 早朝1:45発の飛行機でエチオピアを出国

未知の部分が多い中、この1日の猶予もない旅程は危険やなあ。どこかで飛行機を使えれば・・・

XAMDAホテルに荷物を置いて、情報収集に出かけました。

  • ジジガからアジスアベバに戻るバスは、こちら発も朝5時。値段もいっしょ。
  • ジジガには空港があって、毎日1便アジスアベバ行きの飛行機が飛んでいる。

ここまではいいです。こまったのが次の情報。

  • ジジガにはATMがない。そして航空券を買うのにもクレジットカードが使えない。

ざっくり高額紙幣だけ言えば、今財布の中には100Birr札が21枚入っています。
(1Birrは約6円なので12000円ちょいぐらい。)

両替屋も見かけないけど、あったとしても米ドルはあと1ドル札しか持ってないし、日本円はアジスアベバの空港でも取り扱っていなかったので、ジジガで両替できるはずがない。

ハルゲイサでもクレジットカードが使えることをあてにしない方がよさそうです。

とすると、100Birr札21枚でアジスアベバに戻るまで持たさないといけません。

以下ざっくり100Birr札の必要枚数。

アジスアベバへのバスで4枚。
アジスアベバへの飛行機で13枚。
XAMDAホテル1泊で4枚。(水シャワーホテルだと2枚。)

よくわからないけど、ハルゲイサまでの交通費が4枚で、ハルゲイサでの宿も4枚と見積もると・・・

5/2 ジジガ→ハルゲイサ・・・21枚-4枚(交通費)-4枚(宿代)=残13枚
5/3 ハルゲイサ→ジジガ・・・13枚-4枚(交通費)-4枚(宿代)=残5枚
5/4 ジジガ→アジスアベバ・・・5枚-4枚(交通費)=残1枚

ぎりぎりすぎる・・・

交通費や宿代の見積もりが甘かったり、国境である額以上の手数料を取られたりすれば、もうアジスアベバに戻れなくなります。

しかもソマリランドには日本大使館もなく、外務省が退避勧告を出しているエリアなので、何かあっても泣きつく先がないです。

すぐそこなんやけど・・・今回ハルゲイサ行きは断念することにしました。

アフリカの角の生え際(10)-休みがほしい

この続きです。

2013.05.01(水) エチオピア3日目 ジジガ

・・・と思いきや、まだ日は変わりません。

2013.04.30(火) エチオピア2日目 ジジガ

地下牢のような真っ暗な部屋で寝ていると、ドアの外から誰かが呼んでいます。

・・・もう明日にして・・・

・・・そうか。ハルゲイサだけじゃなくて宿代のこともあるのか。それならと気力で起きて出ていきました。

ハルゲイサについては、手短にいえば

「バスターミナルからバスに乗って国境のトゴチャレというところまで行けばいい。」

とのこと。

簡単に書いたけれど、実際にはこの宿の人が何を言っているのかものすごくわかりにくかったです。

話が要領を得ないからか、歯が抜けているからか、なじみのない単語がまざっていからか、自分が寝ぼけているからか。たぶん全部。

例えば

「バスターミナルへはバジャッジで行ける。」

というけれど、バジャッジが何かわからない。聞いても説明がよくわからない。

でも押し問答しているうちに気がつきました。

ジジガにはアジスアベバにはなかったタイのトゥクトゥクみたいなのが走っているけど、あれがタイのといっしょでBajajというメーカーのでした。あれのことか。

2013.05.01(水) エチオピア3日目 ジジガ

なんだか余計に疲れて目が覚めました。体調もよくないです。

風通しが悪いからか、洗濯物も乾いていません。これからの作戦を練ろうとか、聞いた話を思い出しつつメモしようとかいう意欲もわきません。

最近の旅行では全身シャンプーを使っていて、うすうす気がつきつつあったけど、これシャンプーとして使っても皮脂が全然落ちてないっぽいです。

念入りに洗って髪を乾かしても、指を通すと指がてかてかするんです。指通りも悪くて、髪を洗い忘れたのと同じような感じに。

書けば単にそれだけのことやけど、これが意外なぐらいストレスになっています。

しんどいのでもうしばらく休んでいたい気もするけど、この宿にいるとトイレすら安心して使えなくて気が滅入ってくるので、とりあえず出ることに。

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・・・と思ったら、バリケードドアのロックに阻まれて出られない。開けてもらおうにも人がいない。

日程的なことでいえば、今日は朝から急ぎで情報を集めて、午前中にはハルゲイサに向けて出発した方がいいに決まっているけれど、今日は時間に追われずゆっくりしたいです。

そこで昨日満室だったXAMDAホテルのことを思い出しました。

今日チェックアウトする人が0人ってことはないと思うので、朝のうちに行けば、その空きに入れるかも。

バリケードドアが開くのを待って、XAMDAホテルに向かうと、思惑通りシングルに空きが出ていました。

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部屋ひろーい。窓がついてて明るい!風通しがよくて蒸し暑くない!

こんな早朝でベッドメイキングがすんでいたところを見ると、もしかしたら昨日からこの部屋空いてたんちゃうかな??

ホットシャワーもついてるし、トイレの便座はなくなってるけど、流すのはふつうにできるし、トイレットペーパーも潤沢にあります。

クローゼットがあって、ハンガーもいっぱいあるので、昨日おととい乾かしきれなかった洗濯物もまとめて全部干せます。

そして食堂が併設になっている。

今回の旅行で初めてひと息つけそうな場所を確保できました。

アフリカの角の生え際(9)-途上国あるある

この続きです。

2013.04.30(火) エチオピア2日目 ジジガ

これより向こうにもう宿はなかったはずなので、あとは戻るしかないです。

もう水バケツ宿は遠いなあ・・・手近なところから手当たり次第空きを当たっていった方がいいか・・・

そしてしばらく探してなんとか空きありの宿を発見。

水シャワーやけど、ベッドに蚊帳(かや)がついています。

「マラリア対策だよ。」

やっぱりここは感染地なのか・・・

外は肌寒いのに、窓がないからか部屋の中は異様に蒸し暑いです。暑いからといってドアを開けっ放しにしておくと、蚊が入ってきます。

トイレには紙がなく、流す水も外のタンクから自分でくんでくるタイプ。洋式やけど、上げ下げできる便座がなくなっています。

浴室兼トイレエリアは床が土間みたいになっていて、服をそのまま置いておくと汚れます。かといって引っ掛けるフックとかもない。

家具類にもほこりがたまっていて、ここに衣類を引っ掛けても汚れそうです。こういうのを拭こうにも、貴重なティッシュを消費したくないです。

もちろん石けんとかタオル類も何もついていません。

ひとつひとつは「途上国あるある」かもしれへんけど、今の状況でこれだけ重なると、わずらわしいことこの上ないです。

逆にいい点を挙げると、アジスアベバの宿にあれほどいたゴキブリがいないことと、蚊帳に穴が開いていないことと、コンセントがちゃんと使えること。
(配線むき出しで壁から飛び出してはいたけれど。)

もうほかをあたる元気もないので、ここでいいや・・・

フロントで手続きをするついでに、ハルゲイサへの行き方を聞いてみました。

「まずはちょっと休憩してきなよ。」

じゃあシャワーを浴びてきます。

冷たいシャワーと、やりにくい洗濯に気力も体力も奪われ、ぐったりしてフロントに戻ろうとすると、フロントの建物のドアが開かない。

じゃあ外でごはんでも・・・と思ったら、敷地の出口のバリケードドアにもロックがかかっていて出られない。

もう寝よう・・・

アフリカの角の生え際(8)-日暮れの町をさまよう

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2013.04.30(火) エチオピア2日目

バスが目的地のジジガの町にさしかかったのは、日の暮れかかった18時ごろでした。日本時間の24時。

体内時計がまったく日本のままなので、めっちゃ眠いです。

とにかくどこかに宿がないか、バスの中からずっと目をこらしていました。

まず町に入ってすぐあたりにXAMDAホテルというのを発見。大理石っぽいたたずまいからして、ここならそれなりに安心して眠れそうな部屋がある気がしました。

そのあとも、ホテルと名のつくところをいくつか通過。全体的にぼろめかな。

最後、屋外食堂つきのホテルを横目に、バスは終点に到着しました。18:18。

もう疲れたので、この屋外食堂つきのところでいい!

と思って聞いてみたら、今日はもういっぱいと。

日本ではこの時期、「昭和の日」とか「憲法記念日」とか日本的な祝日で連休になっているけれど、エチオピアでもこの時期はイースター(キリストの復活祭)のお祝いで休暇を取る人が多いのだそう。

もしかして一番宿が取りづらい時期!?

ちょっと歩いたところでもう1軒あたってみると、そこには空き部屋がありました!

もう肌寒いので、ホットシャワーが浴びられるところがいいと思っていたけど、それはないと。じゃあ水シャワーなのかと思ったら、シャワー自体ないと。

あるのは水バケツのみ。電熱線で温めるとかそういう温情もなにもなし。

連日の大移動で疲れてて、しかも眠いときにそれはきついわ・・・

でも宿なしはもっときついので、とりあえず保留にはしておいて、もう少しがんばってみます。

ちらほら宿はあるけど、外観からしてさっきの水バケツ宿とランクが変わらないっぽい。外国人観光客の来ない町だからなのか、ターゲットをエチオピア人メインにしてそうです。

それならだいぶ遠くなるけど、最初にバスから見えたXAMDAホテルを目指してみようかな・・・

もうどのへんだったか覚えていなかったけれど、ひたすら歩いてなんとか到着。もうあたりは真っ暗です。

シングルルーム空いてますか~。

「空いてません。」

ダブルでもツインでもなんでもいいです。

「それも空いてないですね。」

えー。