アフリカの角の生え際(7)-600kmのバス旅

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2013.04.30(火) エチオピア2日目

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本当のジジガ行きのバスに乗り換えるとすぐに、車内でパンと水が配られました。

このバス朝食ついてたんか~。

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たまにトイレ休憩あり。ただしトイレは野原で。車内にもトイレがあるけど、誰も使ってるのを見たことがないです。使えへんのかな?

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バスの前方には時計がついているけれど、実際の時刻とは数時間ずれています。乗り換え前のバスもそうやったけど、どうも出発してからの経過時間っぽいです。

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お昼休憩で食堂のあるところに停車。同じようなバスが何台か止まっていました。

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食堂のテーブルはお客さんでいっぱいやし、あまり食欲もないので、水と朝買ったビスケットだけで昼食を。

バスが出るまで木陰で休んでいると、おねえさんがやってきて、「ジジガ行きのバスがさっき出て行ってしまったけど大丈夫?」と心配してくれました。

うちの行き先を知ってはるってことは、このおねえさん、朝の交通事故のバスに乗ってはった方かな?

今乗ってるのはその後ろのバスなので大丈夫です!

優しいなあ。

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湖?を横目に見たり。

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奇岩地帯を通り抜けたり。

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経過時間表示?が予定の11時間を超えてもジジガに到着しないまま、日が暮れかかりました。

そして表示が12時間を過ぎた18時ごろ、ようやくジジガの町が見えてきました。

アフリカの角の生え際(6)-交通事故

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2013.04.30(火) エチオピア2日目

このバスを指さして「ジジガ?」と聞くと、まわりの人たちはみんな何か同じせりふを言っているので、それがこのバスの行き先の地名なのかな?

これまでバスの進んできた方角からすると、ジジガ行きと同じ道路を走ってはいるようです。

ジジガより遠くに行くバスはない気がするので、手前のどこかかな?でも出発の朝早さからすると、そんなにすぐ着く場所でもない気はします。ジジガのちょっとだけ手前行き?

7:33。途中のAdama?という町を通っているとき、乗っていたバスの脇腹にミニバスが突っ込んできてぶつかりました。

がっしゃーんという感じではなく、ごつっという感じ。

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エチオピアの車はあちこちへこんでいることが多いので、こんなのはノーカウントなんやろうと思っていたけど、警察の人がやってきていろいろ現場検証をしています。

ぶつかった場所の地面にチョークで線を引いてたり。

意外ときっちりしてるんやなあ・・・

7:47。いつまでやってるんやろと思っていたら、バスが動きだしました。15分ぐらいのロスですんでよかった・・・

7:52。しばらく走ったところで、バスが路肩に止まりました。そこでまた警察の人が来て本格的にいろいろやっています。エンジンも止まりました。

これはまずいな・・・

もともとの予定では、アジスアベバ朝5時発で、所要11時間のバスなので、ジジガには16時に着く予定でした。

まず出発が1時間ぐらい遅れたので、うまくいっても到着は17時。

この事故のなんやかんやで1時間ロスをしたとすると18時。東に進んでいるので日の入りはアジスアベバよりも早くなります。

すると、宿探しは日暮れ後になってしまいます。

アフリカの見知らぬ町で夜の宿探しって、一番やりたくないパターンやわ・・・ジジガは地図も持ってないし・・・

というかそもそもジジガに着けるのか?

8:14。「おいジジガ!」と呼ばれてバスを降りました。

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乗っていたバスのあとから同じようなバスがやってきて、そっちに乗り換えるように言われました。

どうやらこれがジジガ行きのようです。

思いがけない成り行きで事故のごたごたから逃れることができて、しかも行き先もジジガに確定したので、ちょっとだけひと安心。

前のバスで小さい男の子と仲よくなって遊んでいたので、それがちょっと心残りではありました。

アフリカの角の生え際(5)-サラムバス

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2013.04.30(火) エチオピア2日目

朝5時のバスに乗るために、3時に起きて準備をします。

時差ぼけのおかげ(エチオピアの3時は日本の9時)で時刻的にはそれほどきつくないけど、そもそもほとんど眠れませんでした。

外は涼しいのに部屋はちょっと蒸し暑くて、あといろいろ虫も多くてふとんが信用できなかったので。

到着初日はもっと奮発していいとこ泊まっとけばよかったかな・・・

あと、夕方からずっと雨だったのと干し時間が短いのとで、ドライヤーを使っても洗濯物が乾かず。2着じゃなくて3着ローテーションにしといてよかった・・・

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外の雨音がひどいので、リュックにレインカバーを。

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だいたいエチオピアの宿では、敷地の入り口にバリケードみたいなドアがあって、夜間は内側からも簡単には出られないようになっています。
(写真は別の日の宿。)

このドアのせいでバスに乗れなかったなんてことにならないように、前日のうちに宿の人とやりとりをしておいたので、ここはすんなりクリア。ちょっと話とちがったけど。

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日の出前のまっ暗な町を30分ほど歩いて、サラムバスのオフィス前に到着。物売りの男の子が来ていたので、朝食用にビスケットを買いました。

5:00。バスは来ません。オフィスの中の人に聞いてみると、ここで待っていればいいらしいです。

まわりの人はみんなジジガに行く人たちだと思っていたけど、人の動きを見るとどうもそうでもないようです。

5:19。オフィスの扉が閉まってしまい、人がそこに群がって何か文句を言っています。現地の言葉(アムハラ語?)のようで聞き取れません。

もしこのバスに乗れなくても、バス代なんて知れてるので、今回はハルゲイサ行きをあきらめて国内を軽くまわるような旅行にしようかな。

とすると、今日はアジスアベバにもう1泊して、ゆっくり聞き込みやね。

5:23。誰がオフィスの人で誰が乗客なのかはわからないけど、ジジガ行きはやっぱりここで待っていればいいという話を聞きました。

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5:35。「ジジガ行きの客か?」と聞かれ、「ならこっちだ」と連れられてバスに。外国人旅行者は自分だけっぽいです。

5:48。出発。1時間ぐらい遅れか。予想の範囲内。

7:13。車内でチケットのチェック。

「このバスはジジガ行きじゃないぞ。でもまあ・・・乗っとけ。」

ええっ!?なにそれ??乗るときにこのチケットのチェックしてたやん!!

アフリカの角の生え際(4)-海を失った国

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エチオピアは今でこそ内陸国ですが、20年ぐらい前までは海がありました。


大きな地図で見る もちろん地殻変動とかではなくて、紅海に面していた地域がまるごとエリトリアとして独立してしまったのです。

そのあたりのことは高校の地理で習ったので知っていたけど、実際地元でどんな感じなのか聞いてみました。

ここからエリトリアって行けるんですか?

「エチオピアからは国境が閉鎖されていて直接は行けません。」

エリトリアって、どういうところなんですか?エチオピアと宗教がちがったりするんですか?

「宗教は同じで、民族も同じです。私の両親はエリトリアに住んでいますし。エリトリアは失敗国家です。エリトリアの独立でエチオピアは25%のものを失いましたが、エリトリアは75%のものを失いました。」

ほかに、エリトリアがまたエチオピアに併合されるだろうという話も聞きました。

エチオピアは海がなくなって、何か問題とかないんですか?


大きな地図で見る 「ジブチにお金を払って港を使わせてもらっているので、海運が途絶えているということはないです。」

そしてこのことで、エチオピアの農家の人がもうかっているといいます。

外国からの輸入品にはジブチの港の利用料が上乗せされて高くなるので、国内の農産品が値段を少し上げてもちゃんと売れるからということのようです。

「2年後には青ナイルにダムが完成します。そこで作った電力を輸出したもうけがジブチの港代にあてがわれる予定なので、この状態も今のうちですね。」

ちなみにエチオピアは今でも水力電力がメインで、それには日本の会社が関係しているそう。

電力供給は各地で安定していて、停電は落雷のときなどに限られるそうで、今回の旅行中でも確かにその通りでした。

アフリカの角の生え際(3)-チャイナパワー

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今のアフリカが10年前と大きくちがうのが、中国の資本で発展してきているということ。

発展することが必ずしもいいことなのかという話はあるにしても、「救われない人」の数は国が発展した方が少なくなるということは言えそうです。

なぜアフリカで中国の資本が受け入れられているかというと、中国が独裁者を批判しないからだといいます。国のトップが中国を受け入れやすい。

エチオピアは一応民主主義の国ではあるけれど、野党が弱くて、与党の得票率が90数パーセントにもなるといいます。なのである意味一党独裁。

テレビやラジオも国内の局は政府が掌握していて、プロパガンダ的な放送をずっとやっているのだとか。
(海外の衛星放送を受信することは禁止されていない。)

そして道路工事は、中国のマオイスト(毛沢東主義者)とドイツが主に請け負っています。

トップの人には受けがいい中国人ですが、町の人の評判はここでもあまりよくないようです。

北京からエチオピアに向かう飛行機では、まわりはほとんど労働者っぽい中国人でした。

床にたんを吐いたり、ヘッドホンで機内放送の映画の音声を聞きつつ、スマホのスピーカーから大音量で音楽を流したり、朝の機内食の前にでっかいカップ麺を作ってたり、なんかめっちゃフリーダム。

離着陸時の電子機器の電源OFFの注意とかもまったく聞かないし、行った先でもこういうルール無視の態度やったら嫌がられるやろなあ・・・

でも、機内食のお盆の受け渡しとかで軽いやりとりをすると、意外と気のいいあんちゃんみたいな感じで嫌いじゃなかったです。

アフリカの人に仕事をしてもらうのは一筋縄ではいかへんやろから、几帳面な人よりこういう人が行った方がうまくいったりするもんやろか?