宙船

中島みゆき作詞作曲の「宙船(そらふね)」の中に

「おまえが消えて喜ぶ者におまえのオールをまかせるな」

というフレーズがあります。

おもしろい表現やけど、現実ではどういうシチュエーションを
指してるんやろかと考えていて、この前ちょっと思い当たる
ことがありました。

反体制のデモがそうやわ。

たとえば

「今やっている『あれ』をやめてほしい。」

というデモは、「あれ」を実務としてやっている人からすると、
消えると喜ばしいものです。

でも「あれ」をやめるかどうかは、実務としてやっている人が
オールを握っているわけです。

「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ」

というのは、「今やっている『あれ』がどうなろうと
自分が助かるように動け」ということになるかな。

海水人

魚には淡水魚と海水魚がいるけれど、人間にはたぶん
「淡水人」しかいません。

もしも自分が、生きるための水分として海水も使える
「淡海水人」に生まれついていたら?

地球上にあるわずかな淡水を何十億という人間で取り合う
世の中にこれからなるという話やけど、自分はその争いとは
無縁です。

まったく雨が降らなくたって、海に行けば水はいくらでも
手に入ります。
小さすぎて川ができない島とか、真水の手に入りにくい
航海とかでも便利そうです。

ふつうの暮らしもできるし、ふつうじゃない暮らしもできる。

「せっかく海水でも生きられるんだから、その特性を最大限
活用しなきゃ!」

他人がそう勧めるかもしれないし、自分からそう思い立つかも
しれません。

「ほかのみんなも『淡海水人』」という状況ならわざわざ
進んでいかないような道に、見えない力で押しこまれていく
ような気がします。

それならいっそ「海水人」の方が自由だったかもしれません。

飛行機雲

この前ごはんを食べていると、窓から飛行機雲が見えました。

ぼんやり眺めていると、電柱の右側に見えていたその飛行機
雲が、全体的に電柱の左側に平行移動してきました。

そうか。

よく考えてみると当たり前のことやけど、飛行機雲の筋って、
飛行機が通った位置を結んだ線じゃないんやわ。

川に対して垂直に船が横切ると、航跡は時間とともに下流の
方に流れていくけれど、決して船が下流にいたわけでは
ないです。

行ってもない場所に行ったかのように見せるヒントがそこに
隠されていそうです。

3wayを捨てる日

今泊まりの旅行に持っていくリュックは去年買ったこれです。
19リットルで1.6kg。

つくりはちゃちいけど、最低限自分の必要とする機能が
備わっているので特に問題はありませんでした。

でも先代のもそうやったけど、3wayバッグの性(さが)か、
背負っていると下の角が背中に当たってちょっと痛いです。

最近スポーツ用品店の近くを通りがかると、買いもしないのに
売り物のリュックの背負い心地をチェックしてしまいます。

中でもdeuter(ドイター)というメーカーのが、自分的には好感触。

背中の部分の風通しもよくて、暑いところでも気持ちよく背負え
そうです。

なやむわ~。
3wayを取るか、背負い心地を取るか。

目指すのは「帰らない旅に持っていく万能の1つ」なので、
用途で使い分けるって基本的にはしたくないけど、
トレッキング用だとこっちの方が断然よさげ。

GWに行くエチオピアについては、昔アフリカでいやなうわさを
聞いたので、その対策で1つ余分におためし荷物を持っていく
つもりにしていて、その分の追加容量も含めてかばんをどう
するか近いうちに決めようと思います。

VS 溝

実家からマイホッケーシューズが届いたけれど、そういえば
気になることを思い出しました。

この靴、今の状態でちゃんと滑れなかったんや・・・

どういうことかというと・・・

DSC02281

スケート靴を上下ひっくり返して刃を後ろから見たところ。
包丁の刃とちがって、断面は四角い形をしています。

(この上の2つの角のうち、足の親指側のを「インエッジ」、
小指側のを「アウトエッジ」と呼びます。)

このエッジがすり減ってくるからか、定期的にこの上の面を
研(と)いでもらう必要があるんやけど、滑り慣れないうちは
平らに研いでもらいます。

そしてある程度うまくなってくると、氷のひっかかりを
よくするために、ごくゆるやかに円弧状にへこませて研いで
もらうんです。
この研ぎ方をしてもらうことを「溝をつける」と呼んで
いました。

昔習っていた最後ぐらいのとき、そろそろ自分も溝をつけて
もらってもいいかなーと思ってやってもらったのが今の
写真の状態。

滑るのには都合がいいけれど、ブレーキをかけようとエッジを
進行方向垂直に立てると、横滑りせずにつんのめってしまう
ようになってしまいました><

DSC02279

今日は10年以上ぶりに足を入れました。
樹脂の部分が若干黄ばんでます。でもサイズぴったり。

あのころの自分よりうまくならないと、この靴では
止まることも減速することもできない。

ぴんぴんにエッジが噛んでつんのめる感覚を思い出して
こわかったけど、やってみたら何の問題もなく止まれ
ました。

なんで??ブランクで上達した?