中東袋小路の旅(12)-バスを乗りこなそう

この続きです。
(この年末年始のクウェートの話です。)

初日に空港からシティに来るのにバスを使ったけれど、クウェートの町では、公共の交通機関としてバス路線が発達しています。

医務官のサエキさんいわく

「あれは労働者の乗り物です。」

ということで、アリマさんもサエキさんもバスは使ったことがないそうです。安くてかなり頻繁に走っているので、慣れると使い勝手がいいのになー。

ただ、いろいろな系統があるのにバス路線図は存在しないそう。なので、どこに行くのにどれに乗ればいいかは、その都度人に聞くか経験を積むしかないです。

ということで、観察と実践で身につけたクウェートバスの知識を記録しておきます。
(全系統に乗ったわけではないので、以下の経験則がどこまで通用するのかは不明です。)

料金体系

料金は、どこまで行っても定額というわけではなく、距離に応じて変わります。

といっても、KWD0.15(約40円)が最低額で、終点まで行ってもKWD0.20(約55円)の2段階だけ。例外的に空港発着バスだけにKWD0.25(約70円)という料金が設定されています。
(行きも帰りも空港近くのゾーンで一気に値段が上がる感じ。)

ちなみに空港-シティ(約18km)をタクシーで行くと、KWD1.5~2(約400~550円)が相場だそう。初日のバスのおっちゃんに聞きました。

乗り方と降り方

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道ばたにバス停があって、基本的にはそこで乗り降りします。

同じ場所にいろんな系統のが通りがかるので、バス停であってもちゃんと手を上げて止めないと素通りされます。逆にバス停じゃなくても、がんばってアピールすれば止まってくれます。

乗ったら最初に料金を支払います。行き先を言って料金を聞いて払うということもできますが、もう値段がわかってる区間だったら、無言で小銭で出すと、その料金ぴったりの切符(レシート?)を発行してくれます。

降りるときは日本といっしょで、車内のブザーを押すことで「次のバス停で降りる宣言」ができます。具体的に頼めば、停留所じゃないところでも降ろしてくれます。

最初に払った料金以上のところに行きたくなった場合、差額を払って乗り続けるということはできず、払った料金の限界のところで降りて乗り直した扱いにして、もう1枚切符を買うことになります。

系統と行き先の表示

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外から見てバス正面(顔でいえば額の位置)のLEDパネルに、表示が数秒ごとに切り替わる形で行き先が出ます。
(いい写真がなかった><)

  • 終点A(英語)
  • 終点B(英語)
  • 終点A(アラビア語)
  • 終点B(アラビア語)

標準的にはこの順で。途中に経由地が表示される系統もあります。

これがけっこう不親切。

まず、ルートを知らないと、今バスが終点Aに向かっているのか終点Bに向かっているのかがわからない。

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あと、今目の前に通りがかったバスの系統の終点がどこかを知りたいとき、ちょうどアラビア語表示のときだったら、解読できないまま通り過ぎてしまったりします。LEDパネルは正面にしかないので、後ろから追うと見えません。

あと、バス路線は行きと帰りで基本的に同じ道を通ります。
(折り返しあたりで、1ブロック分ぐらいわっかを描くことはあるけれど。)

覚えておくと便利かもしれない系統と行き先

13:シティ-空港
15:シティ-サルミヤ
51:シティ(シェラトンサークル)-クウェートタワー付近
(このバスはもっと遠くまで行くみたいやけど。)

乗り放題切符

安いとはいえ、バスに乗るとき、どこで降りるつもりだとか今どっちの終点に向かっているとか、いちいち運転手さんに気にされるのが面倒なので、乗り放題の切符があったらなあと思っていました。

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あった!

全系統15日乗り放題でKWD7.5(約2000円)。40回ぐらい乗らないと元は取れないけど、買ってしまえ!

と思ったら、買うのにIDがいるそうです。こういう切符って、使い回されたらこまるからやろなあ。

パスポートを出してみたら、パスポートじゃだめだと言われました。地元民しか無理か><

長距離バス

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一度だけ見かけた長距離っぽいバス。アテネ行き!?

だとすると、まさかイラクを通らないとは思うので、消去法でサウジアラビア経由。日本人では通れへんやろなあ。

中東袋小路の旅(11)-和テイスト

この続きです。
(この年末年始のクウェートの話です。)

日本からすると、クウェートってあまりなじみのない国のような感じやけど、クウェートにとって日本は最大の貿易相手国になっているようです。

輸出先として日本は1番。輸入元として日本は2番。

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おや?ベスト電器がこんなところに。この建物はパナソニックタワーというそうです。

中には「北海道から沖縄まで全国ネットのベストだから安心!!」という日本語ののぼりが立っていました。クウェートのベストは安心なのか安心じゃないのか謎が深まります。
(医務官のサエキさんによると、クウェート在住の日本人は200人ぐらいしかいないそうなので、日本人向けに日本語を出しているわけではなさそう。)

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東京エレフトロニッフス。気持ちは伝わったぜ!

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日本各地でありとあらゆるご当地かぶりものをしたり、こんなふうに中東に足をのばしてみたり、彼女(?)の選ばない仕事っぷりは芸人の鑑(かがみ)。

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本当に世界のすみずみで見かけるすごいねずみ。耳がまるいやつを超えたかもしれません。

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あ、耳がまるいのもいた。

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プリクラ"KIREI NO TORIKO"。女性はあまり人前に出てはいけないという戒律からすると、メインの利用者は男性か!?

あと、車も半分ぐらい日本車でした。

中東袋小路の旅(10)-年越し

この続きです。

2011.12.31(土) クウェート3日目

アリマさんが帰られた翌日の大晦日に、宿の引っ越しをしました。

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このまん中の細長い薄緑色の建物です。

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反対側から見ちゃいやん。

宿代も前の宿の半分弱。1泊朝食つきで6000円ぐらいです。
(そういえばアリマさんはあの宿をマンスリーで契約して1泊4000円ぐらいで泊まっていました。けっこう空室があったみたいなので、うまく交渉したら日数延長扱いで部屋を引き継げたかも?)

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そんなわけで、この部屋で2012年への年越しを迎えることになりました。

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アリマさんが帰国までに消費しきれなくてゆずり受けたトマトカップラーメンを年越しそばにして、18時(日本時間の24時)を待ちます。

NHKでも映らへんかな?と思ったけれど、こっちで入る28チャンネルの中にNHKはありませんでした。

こんなときこそ、らじる★らじるじゃない!?

さっそくダウンロードして試してみたけど、日本以外の国からは聞かれへんのか><
しかたがないので、いろいろ試して別のネットラジオ局で我慢。

実はこのカップラーメン、今回の宿に湯沸かし器がなかったので水だけで作っています。
(隣のドリップコーヒーも水で。)

組織のすき間に水分が入ればいいだけのはずやから、水でもお湯でもそんなに変わらんのちゃう!?と思ってやってみたものの、3分後明らかに麺が固い。

でも30分ぐらい待ったら、それなりに食べられるぐらいの固さにはなりました。
(スープに関しては、麺が固い段階でもおいしい味がしてました。)

温度が低いと表面の油脂が溶けへんからかな?だとすると、ノンフライ麺だったら水でもお湯と変わらず戻るんやろか?

どうやら日本では年が明けたようです。

イスラムの暦では、これから6時間たっても年をまたいだりはしません。

中東袋小路の旅(9)-世界一暑い夏のそばで

この続きです。
(この年末年始のクウェートの話です。)

確かギネスブックに載っている世界最高気温は、イラクのバスラという町で記録された58.8℃。

ここからそのバスラまで100kmちょっとぐらいしか離れていません。

だからこのあたりでも夏場の気温が50℃を超えることはめずらしくないそうです。

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今回は冬場なのでこんなもん。最高気温18℃・最低気温7℃。

そんな暑いところならではの工夫とかあるかな?と思って、いろいろ見ていました。

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ちょっとびっくりしたのが、水飲み場が町のあちこちにあること。今まで行った中東の国でもこんなことなかったです。

クウェートの水道水は飲めないってアリマさんはゆうてはったけど、これはどういうふうにして飲めるようにしてるんやろ??

あと暑い気候と関係しそうだと思ったのが、夜の遅さ。

外国にしてはめずらしく24時間営業のお店があるし、夕食の時間も遅いようで、レストランの夜の部が開くのはだいたい19時ぐらいからです。

なので時差ぼけで早寝ぐせがついていると、だいたい夕食の時間まで起きていられません><
(クウェートでの19時は、日本の深夜1時。)

暑すぎる時間帯は何もせずに休んでいて、活動のメインを夜にするという夏のための習慣を、冬も変わらずに続けているという感じなんかな?

1日だけでいいので、一度50℃超えの日にここを訪れてみたいです。

中東袋小路の旅(8)-日本大使館の医務官さん

この続きです。

2011.12.30(金) クウェート2日目

夕方アリマさんを迎えに、医務官のサエキさんという方が来られました。50代ぐらいの方です。

医務官というのは、日本大使館にいるお医者さんのことで、その国での医療の免許を持っているわけではないので、医療行為を行うことはしないのだそうです。

外国にいる日本国民に対して、病院の紹介などをしたりするのが主な仕事のよう。

あと、今回アリマさんがこちらに来られたみたいに、医療を通じた国際交流をコーディネートしたりといった仕事も精力的にされているようです。

サエキさんのクウェート駐在は2~3年前からで、その前の何年かはボリビアにいてはったそうです。

ちょうど自分がボリビアに行った時期と重なります。

あのとき高山病で病院に行こうかどうか迷って結局標高の低いペルーの町に逃れて事なきを得たけれど、日本大使館に行ってたらサエキさんが対応してくれはったんやね。

そういえば医務官の方同士の交流ってあるんですか?

実は10年ほど前にタンザニアで入院したことがあって、そのとき宮武さんという大使館のドクターの方にお世話になったんです。

「宮武さん知っていますよ。医務官は全部で90人ぐらいしかいませんから。今はタンザニアではなかったと思いますけど。」

まさかこんなところでこんなつながりがあるとは・・・宮武さんのお仕事は医務官やったんやね。

日本大使館って、隣に日本大使館のない国があった場合にその国の仕事も兼務したりしますけど、医務官の方もやっぱりそうなんですか?

「日本大使館は90よりもっとありますけど、医務官は全部で90人ぐらいしかいません。つまり、医務官のいない日本大使館もけっこうあるんです。医務官は、日本大使館がないところ以外にもそういうところも兼務で見ています。」

そういうわけで、サエキさんはお隣のイラクも担当エリアになっているそうです。

年末年始は日本大使館が閉まってしまうので、何か急病やけがをしたときのために、サエキさんの携帯番号を教えていただきました。