中東袋小路の旅(7)-心臓のお医者さん

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2011.12.30(金) クウェート2日目

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時差ぼけで早起きしたので、朝食バイキングは一番乗りでした!

ひさびさにフライドポテトの盛られていない食事を優雅に楽しんでいると、あとから中華系の顔立ちの宿泊客の方が入ってこられました。

“Are you Japanese?”

いえーす。

「あ、どうもこんにちは。」

あ、日本の方でしたか。

この方はアリマさんという狭心症が専門のお医者さんで、1か月間クウェートで仕事をされて、今日が最終日なのだそうです。自分より3つだけ年上。

帰りの深夜便まで特に用事もないということで、いろいろと案内をしていただけることになりました。

アリマさん自身もこっちで日本人旅行者に会うのは今日が初めてだそうで、「持ってる情報を全部お伝えします!」と親身になってくださいました。

この日は夕方にお別れするまで、クウェートのこと、お医者さんという仕事のこと、プライベートなこと、いろいろな話を聞くことができました。

その中でも、クウェート旅行記にふさわしそうな話だけをとりあえずここで。
(以下伝聞ですが、くどくならないように「だそうです」とかを省略してます。)

アリマさんがここに来たわけ

アリマさんはふだん神奈川の病院で仕事をされています。

ファーストリテイリング(ユニクロの会社)が社内の公用語を英語にしたように、アリマさんの病院でも朝会みたいなのを英語でやるようになりました。

そうしたグローバル化の一環として、去年の9月から毎月1人ずつクウェートに来るというプログラムが始まり、アリマさんはその4人目としてこの国に来ることに。

とにかく「心を強くしてこい」と。

日本人医師全体でも、ここに派遣されたのは史上5人目です。

アリマさん自身が海外に対して高い意識を持っているわけではなかったようで、「ところでビザって何なのですか?」と逆に聞かれる場面もありました。

クウェート人について

生粋のクウェート人はオイルマネーのおかげで、働かずにぜいたくな暮らしをしている。だから太っていて成人病患者も多く、狭心症治療のニーズが高い。

この国で働いているのは外国人ばかり。

クウェートの治安について

12月に関して言えば、治安は問題なかった。夜中子供が1人で歩いていても平気のよう。イスラムの戒律でお酒が飲めないので、酔っぱらいがいないというのも関係していそう。あと、戒律で盗みも重罪になるので、スリなどもない。

クウェートの医療について

クウェートの医療は、各科のレベルはそれなりに高いので、最初から病名のわかっている患者への対応なら問題がない。

けれど、いろんな科の医者が一か所に集まって症状を診断する救急医療が整備されていないので、交通事故にあったりすると助からない。

劣化ウラン弾のこと

劣化ウラン弾で発がん率が高くなっているという事実はこちらでも聞いている。

市街地では特に問題がなく、砂漠の方へ行くと何かがあるらしい。
(はやし測定では、市街地はどこも0.08μSv/h程度でした。山口県レベル。)

アリマさんが空港に向かわれるとき、日本大使館の医務官のサエキさんという方が迎えに来られました。

アリマさんのはからいで、サエキさんともお話ができたのでその話を次回。

中東袋小路の旅(6)-光が見える

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2011.12.29(木) クウェート初日

シティの表通りで視界に入る範囲に宿はなさそうだったので1本裏の道を歩いていると、航空会社のマークがいろいろ掲げられたツーリストオフィスがありました。

そっか・・・

もしクウェートでの滞在費がものすごく高くなりそうだったら、今日1泊だけがんばって5つ星にでも泊まって、明日空港に戻ってトルコにでも行ってしまおうかな。
(関空発ドーハ行きに乗っていた人が、ほとんどみんなトルコ行きに乗り継いでいったようだったので、ちょっと刺激された。)

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頭の中であれこれ選択肢を検討しつつ路地裏を歩いていると、若干ゴージャス度のうすそうな宿を発見しました。

「シティで一番便利なホテル」とうたわれていて、豪華さを前面に出してないところに好感が持てます。

聞いてみると、1泊朝食つきで12000円ぐらい。これまでの海外旅行で最高値になりそうやけど、5つ星に泊まったら1泊2万は下らない。

日が暮れて寒くなってきたし、とりあえず宿なしはこまるので、これは国内旅行だと思って今日はここに泊まることに。

この先ほかの町に行くにしても、この町でさらに安い宿を探すにしても、明日はゆっくり荷物を置いて近所を探索したいと思ったので、とりあえず2泊することにしました。

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とはいえ自分には過ぎた豪華さやー。

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ここは下の方の階がショッピングモールとつながっているし、空港からもバス1本で来られます。確かに「一番便利なホテル」に誇張はないかもしれません。

そのショッピングモールにあった本屋さんでクウェートシティ周辺の地図を手に入れました。

ラッキーなことにホテルも載っています!

とりあえず明日はこの地図を頼りに・・・

という1日にするつもりでしたが、意外なことにちょっとちがった展開が待っていました。

中東袋小路の旅(5)-星星星星星

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2011.12.29(木) クウェート初日

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やっとのことで入国すると、その先はきれいでいろいろ施設がそろってそう。

・・・と思ったら、観光客が来ないところだからか旅行案内所がないです。

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しかたがないので、まず町に出ようと移動手段を探してみると、やたらとレンタカーのお店ばかり。

ほかの人はどうしているのか追ってみると、駐車場に行ってマイカーに乗って帰っているようです。

これはとりあえずタクシーしかないかな・・・国内で知っている地名は、入国書類を埋めるために調べた宿の名前だけ。

その宿の名前を言ってみたけれど、「どこそれ?」という反応でした。なんでタクシードライバーが知らんねん><

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空港の外をもうちょっと歩いてみると、バスを発見。

あれ町まで行きますか?と近くの人に聞いてみると、

「シティへのバスだ。」

どのバスがシティに行くんですか?

「シティへのバスだ。」

言葉の通じがいまいち><

とりあえず適当な1台に乗り込んで、運転手さんにさっきの宿の名前を出しました。

「わからないな。」

このバスはシティに行きますか?

「シティへは行くよ。」

とりあえずお金を払って席に着くと、今のやりとりを聞いていた労働者風のおっちゃんたちが話しかけてくれました。

「何ていう宿なんだ?」

これです。

「うーん、わからないな。」

別に予約を取っているわけではないので、お手ごろな宿があればどこでもいいんです。

「運転手さん、どこかいい宿知らないか?」

「あ?この先にクラウンプラザホテルってのがあるけど。5つ星だけどな。」

そりゃ無理やわ~。地元の人が知っている宿って、そんなところしかないの!?

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走行中、町並みの中に宿っぽいものがないかじっと外を見ていたけれど、それらしいものが見つからない。

ちなみに「シティ」というのは「クウェートシティ」のことを指しているようで、道路標識からすると今見ている町並みはシティではないらしい。

そうこうしているうちに、さっきのおっちゃんたちは途中の停留所で降りてしまいました。

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そして宿らしきものが見つからないまま、空港から50分ぐらいで摩天楼エリアのシティに到着。もうすぐ日が暮れそうです。

ここはシェラトンサークルという場所のようで、近くにはその名の通りシェラトンホテルがありました。5つ星。

ゲストハウスでもないかな?と路地裏を歩いてみたけれど、見つかったのは5つ星のJW Marriottホテル。

オイルマネーの財力は、ホテルの装飾じゃなくて空港のビザカウンターの改善に使って><

中東袋小路の旅(4)-不可解の国クウェート

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2011.12.29(木) カタール2日目・クウェート初日

★フリーダムな飛行機

ドーハからクウェートに向かう便は、200人乗りぐらいの飛行機に30人ぐらいしか乗っていなくて、乗務員さんから「この便は自由席です!」という宣言が出ていました。

わーい。

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海岸線がとろけそうやー。

そして操縦室のドアが開いていました。

まさかそこまで自由席なのか・・・?

カタールと同じく、こちらも機内で入国書類を配っていませんでした。

★難解な入国システム

クウェートの空港に着くと、入国管理のゲートまでは簡単にたどり着けます。でもまだビザがないので通れません。

脇を見ると「ビザはこちら」と上のフロアへの階段に案内が。ここまでの途中か、せめて同じフロアにあればいいのに、なんでそんなめんどい場所に作るんやろ?

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そして階段を上がったところに人だかりのできたビザカウンターが。

ここでまず整理番号券を取りなさいと言われます。そしてビザ申請用紙も。

あとは呼ばれるのを待ってお金を払えばいいかというと、そうではなく・・・・

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自販機で収入印紙みたいなのを3クウェートディナール(以後KWD)分買って、それで払わないといけないそうです。
(ちなみに1KWDは270円ぐらい。)

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現地通貨を持っていないので、両替屋さんの横のATMでKWD50をおろすと、20と10と5の札で出てきました。

自販機には、1/2と1と5と10の札が使えると書いてあったけれど、何度やっても10の札も5の札も入らない。

周りの人に聞いてみると、実は1の札しか使えないそう。

しかたなく両替屋さんに戻って、窓口にならんでこまかく両替。

これで1の札を使って収入印紙みたいなのをゲット。

で、カウンターに戻ってくると、すでに自分の整理番号は呼ばれたあと。

「今までどこに行ってたんだ!?」

って、そら右往左往するわ!!

中東袋小路の旅(3)-カタール話の残り

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交通

カタールでは外を歩いている人をほとんど見かけませんでした。その代わり、車がびゅんびゅん走っています。

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交差点に信号がなく、ラウンドアバウトになっていることが多いです。なので道路を渡るには、すきをぬって駆け抜けなあかんことが多くて気疲れします。

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でも摩天楼エリアには押しボタン信号も。外国では初めて見たかも。

食べ物

空港近くの町には中東料理っぽい食堂もあった気はするのですが、そこを離れて湾岸道路ぞいを歩いていると、食堂自体がほとんど見当たらなくなりました。

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やっと見つけたところがここ。ファストフード系。

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とってもアメリカン。これで胃がもたれたので、このあと夕食を食べていません。

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翌朝空港での朝食。何でもポテトついてくるんかい!

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お昼も同じ空港で。

このあとクウェートで宿が見つからず歩き回ることになってもばてないように、開き直ってがっつり食べることにしました。

カタールの人

アラブ系の人もいれば、白人も中華系の人もインド系の人もいる。どの人たちが特に多いでもなく、まんべんなく混ざっていた印象です。

あとで聞いた話やけど、カタールには生粋のカタール人は3割ぐらいしかいないそうです。

あいさつをすると笑顔で返してくれるし、旅行者だからといって、声をかけられたりしない。客引きもない。みんな物腰がやわらかくて台湾人のような印象でした。

あと、「日本人ですか?」と何度か一発で言い当てられたので日本人を見慣れている国なのかもしれません。

知っている人も多いかもしれないけれど、カタールは実質経済成長率が世界一の国。

カタール航空も、アフリカやヨーロッパ方面に行くのに安くて便利な航空会社だったりするので、今後もこの国に立ち寄ることがありそうな気がします。

今回10時間ぐらい歩き回って空港周辺地域を庭にできた気がするので、次回は今回飛ばした観光名所をゆとりをもってまわってみたいと思います。

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こんな美術館とか。