先日なくなった祖父は、ビデオを撮るのが好きでした。
家がナショナルの電器屋さんなので、今みたいに一般家庭に広まるようになるずっと前から使っていたみたいです。
毎年夏には親戚で集まって川へ泳ぎに行ったりしたけど、そういうときには必ずカメラを回していました。
そして昔のビデオを見ながら、
「○○ちゃん、こんなことやってるでー!」
とみんなで盛り上がるのも、夏の風物詩の1つでした。
・・・
毎年のように昔のビデオを見ていて、同じのも何回も上映されていたので、もう見てないビデオはないと思っていました。
「実はあんたが生まれるよりもずっと前のビデオもあるんやで。」
ビデオテープよりもさらに昔。8ミリフィルムの時代に撮影されたものが残っているそうです。
8ミリを映写する環境ってなかなかないので、それをビデオテープに移したものが存在するのだとか。
・・・
お通夜の晩、控え室にビデオデッキを持ち込んで、これまでほとんど再生されなかったレアビデオの上映会をしようということになりました。
テープ時代のビデオでひとしきり一同爆笑したあと、最後に例の40年前の8ミリが上映されました。
これは林○○(祖父の名)の決死の撮影によって作成された映画である。心して観賞するように!
「・・・これ遺言やね。」
ビデオテープ化のときに編集されたのか、ところどころ字の書いた紙の映像がはさまれています。
ものとしては、お正月の旅行のビデオ。8ミリには音声がなかったので、代わりに音楽が編集で入っています。
今50代のおじ(母の弟)が12歳。あやしげなマジックをやっています。
そしてうちの母が高校生。
うわ、めっちゃ箱入り娘やん!っていうか、そんなに今と変わってへんかも。
「これは問題作やわ・・・」
・・・
おじいちゃんのビデオの全DVD化が決定。
正直撮られてちょっとうっとうしいなあと思っていたこともあったけど、こうやって残しとくのって下手でもやっといた方がいいことやね。
うちもデジタルビデオ買おっかな。
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