屋久島旅行記第6夜。
・・・
屋久島は世界遺産だと聞いていたけど、
実際に指定されているのは島の20%ぐらいだそうです。
今回のコースでは、片道最後の30分ぐらい。
そのあたりまで来ると、木の太さのせいで縮尺の感覚が
麻痺してきて、自分たちの方が小人になったかのような
気さえしてきます。
木がどうやって死んでいくのかというのを考えてみると、
ここまで生き残った杉の奇跡的な強運がわかります。
・・・
- 大きくなって、木自身の重みで地滑りしてしまう。
島全体が花こう岩質で土の層がうすいので、斜面に
生えている木はどうしてもある程度以上は大きく
なれないのだそうです。
縄文杉のところ、軽く斜面でした。
- 積雪で折れてしまう。
屋久島では、標高の高いところはかなり雪が積もるらしくて、
縄文杉も最近積雪で枝が一本折れてしまったのだそうです。
- 雷で焼け落ちてしまう。
高い木ほど雷が落ちやすいので、年を重ねるごとに
打たれる率は上がっていくはずです。
- 人が伐採してしまう。
江戸時代までは、年貢のためにふつうに切られていた
みたいです。もうこれからはないそうなので、ここで
林業してはる人は、昔に切り倒された杉を全部持ち出したら
それで失業してしまうのだそうです。
「ありがたそうな姿をしているから切られなかった」とか
「森の奥深くすぎて発見されなかった」とか、
切られなかった大木は人間の価値観や力量のフィルターも
通ってきているわけです。
昔は近くまで寄れた縄文杉に今は近づけなくなって
いるのも、観光客が傷つけてしまうからという人間対策。
縄文杉のところで、ガイドさんからこんな話を聞きました。
「縄文杉は、ここで一番大きい木ということになっています。
でも、おおやけにはされていないんですけど、これより
大きな木があと2本屋久島には現存するらしいです。」
寿命地球一もかかっている興味深い話やけど、
その木、見ない方がいいのかな。
コメント