得点力ってどんな力?

サッカーのことはあまり詳しくないけど、ワールドカップとかを見てると

「得点力の強化が最重要課題ですねー。」

というような表現をよく耳にします。

そりゃ負けるのは点が足りへんからやから、その状態を「得点力の不足」って呼ぶのは分析ではなくて情景描写みたいなもんやわなあ。

ダンス大会で優勝できなかった人に向かって、

「それはダンス力を向上させたらいいんだよ。」

とアドバイスするのに似てそうです。

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スポーツだけでなくて、うちらの仕事にも似たような雰囲気の言葉があります。

「企画力・提案力の向上」

手段というより、これもある意味結果に対して「力」をくっつけて作られた言葉です。

こういうのって、やらなければいけない目標として掲げられているのにもかかわらず、腹筋を鍛えたらいいのか、腕の力をつけたらいいのか、とりあえず今何に手をつけたらいいのかが見えてこない。

人に方向づけをする目的の言葉としては、そんなに優秀ではないと思うんです。

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できる人の状態から、今の自分の状態を引き算して、「できる人になるにはこの差を足せばいい」というふうに考えるのは、必ずしもいい方法ではないような気がしています。

たとえば英会話には

「日本語で考えて英語に訳すのではなく、最初から英語で考えるようにしてください。」

という有名な(?)アドバイスがあるけど、今から思うとこれってちがうんじゃない?って思います。

このアドバイスができたいきさつをこう想像します。

  • 英語がすらすらと話せる人の思考パターンを見てみると、最初から英語で考えていた。
  • 英語がすらすら話せない人の思考パターンを見てみると、日本語でまず考えていた。

この2つの事実を見て、

「最初から英語で考えれば英語がすらすら話せる。」

となったんやと思うけど、これは正しいとは限らない。たとえば、

  • ガソリン満タンの車を見ると、燃料計の針がFを指している。
  • ガソリンが空の車を見ると、燃料計の針がEを指している。

だからといって、

「燃料計の針をFに動かすと、ガソリンが満タンになる。」

とは言えないのと同じで。

うちの場合、すらすらと話せるかどうかは別として、通じる表現のストックを作って何度も使い回すことで、いつのまにか頭の中でも直接ストックの言葉を使って考えるようになっていたという感じ。

「英語で考えるように」なんて意識したことがないです。

結果はそうなってるかもしれないけど、「燃料計のF」と同じで、直接それを意識したって、前に進む力にはならないたぐいのアドバイスなんじゃないかと思っています。

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まず、明日の朝ごはんはどうしよう?

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