有害情報という言葉がニュースとかで出ると、だいたい
「情報に有害も無害もないのに何を言ってるんだ」という
ようなことが「かしこい意見」として出てきます。
真実なのに知ると害があるなんてありえない。
その気持ちはわかるけど、ほんまにそうなんかな?
・・・
初めて来た建物で火事が起こって煙で前が見えないとします。
火は後ろに迫ってきています。
そしてこんな情報が手に入ります。
(1)ここからまっすぐ50m廊下が続いています。
(2)ここからまっすぐ10m行った右側に扉があって、そこに
入って100m行くと出口に通じています。
(1)も(2)も真実です。
ところが今の状況では、実は70m移動すると煙のせいで死んで
しまいます。
そして、50mの廊下の先には出口が実はあります。
(1)しか聞いていない人は、壁に当たるより進めた方がいい
ということで、まっすぐ50m進んで出口を見つけて助かる
こともあるでしょう。
でも、(1)も(2)も聞いている人は、出口があるかわからない
50mの廊下よりも、出口があるとわかっている右の扉の通路に
入ってしまって煙で死んでしまう可能性が高くなると思います。
つまり、この場合(2)は真実なのに聞かせてはいけない
情報ということになってしまいます。
・・・
(1)と(2)だけじゃなく、50m先の出口や煙の70m制限のこと
まで聞いていれば、(2)は有害情報じゃないと言えるかも
しれないけど、現実には人は全知全能ではありません。
時間とか空間とかのいろんな制限がある現実世界では、
その制限のせいで有害情報というものが成り立ってしまうと
思うわけです。
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