ブータン見聞録(10)-人の名前の奇妙な事情

ゾンカ語でお母さんのことを「アマ」といいます。なので自分もクンガ家のお母さんを「アマ」と呼びます。

あれ?「お父さん」っていう単語がわからないので代わりに名前で呼ぼうと思ったけど、クンガ家のお父さんはなんていう名前なんかな?

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クサナギくんの本名は「ドージ」やけど、フルネームは「スチム・ドージ」です。お寺のお坊さんにつけてもらったそうです。

「ドージ」と名乗っていたので、名字が「スチム」で名前が「ドージ」なのかと思ったら、お父さんのフルネームは「スリン・ドージ」。

じゃあ「ドージ」が名字かと思いきや、これもちがう。

お父さんと「ドージ」がかぶったのはただの偶然で、ブータンの人に名字はないそうです。

外国にビザ申請するときとかには、given nameに「スチム・ドージ」と書いて、middle nameやsurname(family name)は空欄にします。

ブータン国内では、「スチム」はfirst nameで「ドージ」はsecond nameというのだそう。

人からは「スチム」と呼ばれることもあり、「ドージ」と呼ばれることもあり。

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ということで、クンガ家のお父さんは「クンガ」さん。なんとフルネームも「クンガ」のみ。

人によってはthird nameやfourth nameまである人もいてはったりするそうです。

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日本の女の人がブータンの家に嫁いだら、名前がややこしいことになりそうです。

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