ラオス横断バスの24時間(5)-脱出

この続きです。

2000.9.15(金) ラオス(クロンとサバナケットの間)

ダナンを出発してから足かけ3日目。

前の晩は、もともとの席が窮屈すぎたので、一度外で寝ようとしてみました。

でもだんだん気温が下がって寝られなくなってきたので、バスのドアの可動域のあたりに居場所を確保。

明るくなって見えてきた外は霧でした。

・・・

トラックのはまっているところはバスの何百メートルか先やけど、いつしかそこを「前線」と呼ぶようになっていました。

朝から前線調査。相変わらずトラックははまったまま。

そういえばこのトラックはいつからはまっているんだろう。

バスとこのトラックの間に別のバスはないので、1本前の月曜発のバスはここを無事に越えているみたい。

うちらの水曜発の次は木曜発なので、まもなくこの列に加わることになるのかな。

・・・

いろいろ情報収集していると、15km先に町があるらしいことがわかりました。

もしかして歩ける距離じゃない!?

さらにいろいろと聞いてみると、前線の向こう側を往復しているトラックがある模様。

そしてなんとそのトラックをつかまえました。

サバナケットまで行けないか聞いてみると、5ドルで荷台に乗せてもらえることに。

まさかこんな形で出られるなんて!!

バスに荷物を取りに戻って、このバスを降りることを運転手さんほか、乗客の方たちにも伝えました。

オオカワさん率いる4人グループも、

「はやしさん、俺たちも出ることにしました。」

といっしょのトラックに乗ることに。

ベトナムの人が、餞別にウイスキーを振る舞ってくれました。

みなさんお元気で!

・・・

前線を出発したのが朝の11時ぐらい。

車がバウンドするぐらいの悪路で、途中タイヤがはずれたりもしたけれど、幸い6輪のうちの1つ。そのまま荷台に積み込んで走り続けました。

10時間ほど走って深夜近くになると、今までの悪路がうそのように、道が平らに変わりました。

「サバナケットの近くの道路は日本の会社が作ったんだよ。」

一時は存在しないかとも思った町が、もうそこにありました。

それはダナンを出発してから53時間後のことでした。

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