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- 裸眼画質の北朝鮮(2)-旅は道連れ?
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この続きです。
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平壌市内には、統一通りというストリートがあって、そこからまっすぐ南に出て行くと、軍事境界線の板門店につながっています。170kmぐらい。
「統一」というのは、南北朝鮮の統一のことです。

統一通りにかかる祖国統一三大憲章記念塔。2人の女性は、北朝鮮人と韓国人を表しているそうです。
どっちが北朝鮮の人なんですか?
「それを区別しないことが大切なんです。」
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平壌から車で2時間ほどで板門店に到着。ここから安全のために兵隊さんが1人車に乗ってきます。5人乗りはちょっと窮屈><

周辺の鳥瞰図。平壌とソウルをつなぐ鉄道が線路だけ通っています。

軍事境界線上には7つの会議場の建物がならんでいます。
(青3つと銀4つ。青はアメリカ管轄で、銀は北朝鮮。写真外の右の方に銀が3つあります。停戦協定に韓国は出てきません。あくまでアメリカ対北朝鮮。)
それぞれ用途別に作られたものやけど、中立国監督委員会が出て行ってしまったとかで、今では使われなくなったものもいくつかあるのだとか。

ここを国境ではなく軍事境界線と呼ぶのは、韓国も北朝鮮も憲法上は朝鮮半島全土を国土としているから。

会議場は中に入れます。中国とロシアからのツアーさんがいてにぎやかです。

まん中のテーブルのマイクのあるところが境界。マイクラインと呼ばれています。
韓国側からのツアーでも同じ建物に入れるそうやけど、ジーパンがだめとか北朝鮮側に手を振ってはだめだとか、いろいろ制約が厳しいと聞きました。
でもこっち側では何も言われません。
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軍事境界線の前後2kmは非武装地帯になっていて、ピストルのように自身の身を守るため以外の武器を持ち込んではいけないことになっています。
「北朝鮮側の非武装地帯はご覧の通り畑として利用されていますが、南朝鮮側はアメリカが兵器を持ち込んでいるようです。」
あと、軍事境界線はずっと日本海側まで続くけど、そこまで韓国側がサメの背びれ状(?)の壁を築いているそうです。
(韓国側からは坂になって上れるけど、北朝鮮側からは垂直の壁になっている。)
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こちらの人は、朝鮮半島にアメリカが介入して、民族を分断してしまったという認識を持っています。
だとすると、この南北対立はアフリカ諸国の内戦と同じ構図です。
民族同士の対立をあおって、西洋列強が双方に武器を売り、代金としてダイヤモンドなどを手に入れるというような。
(朝鮮戦争のときに特需でうるおった日本も、アフリカでの西洋列強と同じような立場にいることになります。)
「北朝鮮としては、連邦制での南北統一を考えています。」
社会主義と資本主義の2つの制度をそれぞれ維持したまま1つの国家を作っていこうとしているそうです。
対立を維持しようとするアメリカの思惑通りにならないように。

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