金子みすゞの詩の中に、「みんなちがってみんないい」という
有名なフレーズがあります。
半世紀以上たって、たぶん本来の意図とは関係なく、すべてを
押し通すためのマジックワードとしても使われている
ような気がします。
それはこの言葉に限らず、「人それぞれ」とかみたいに、
「なんでも肯定」系の言葉全般に言える話です。
・・・
小学生の子が言いそうな「じゃあ、人殺しでもいいんか~!」
というつっこみはとりあえず置いといて。
(でもこういうつっこみの余地があること自体、普遍的な
真理ではないことの表れなので、あながち馬鹿にはできない
ことだと思っています。)
たとえば、自分はこれから何をしたらいいんだろう?
というのをときどき考えることがあります。
そこで「そのままの君でいい」とか言われると、
「いやいやいや、その肯定はないやろ!」とか思います。
そろばん2級の子がいて、がんばって1級が取れたとします。
すべてを無差別に肯定するということは、1級になった
その子にも「2級でもよかったのにね」と言う覚悟がいる
ということです。
・・・
でもたぶん金子みすゞは、「2級でもよかったのにね」とは
思っていないと思います。
その本当の意図を表す、改訂版「みんなちがってみんないい」は
どんな言葉になるやろか?
「○○に関しては、みんなちがってみんないい。」
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