今日も遠出ができないので、近場探索。
最近ラジオでよく宣伝をしている吉村芳生(よしむらよしお)展を
見に山口県立美術館に行ってきました。
・・・
これとんでもなくすごいで・・・
芸術作品というより、工業製品というかもはや苦行の域です。
毎日1枚ずつ365日分の自画像をひたすら描いたという鉛筆画は、
1mぐらい離れたらモノクロ写真に見える精密さ。
色鉛筆で描かれたというあじさいの絵は、鉛筆画特有の
淡さはなくて、陰影のくっきりした写真家の写真のよう。
でもただ写真みたいな絵を描く人なら、まあいなくはない。
びっくりするというか、なんかもう笑ってしまうのが
新聞紙の模写。遠目に見るとまんま新聞紙なんやけど、
近くで見ると写真も文章も一字一句描き(書き?)写された
鉛筆画。しかもこれが吉村さんの看板作品で、めちゃ多作。
たとえば司馬遼太郎全集とかが図書館の本棚にずらーっと
並んでるのを見ると、ようこんなにひとりで書いたなあって
思うけど、取材なんかは知的に楽しかったんやと思います。
仏像を何百体も彫ったという仏師もいたりするけど、それは
救いを求めるせっぱつまった何かがあったんやと想像できます。
でもこの新聞模写とか、どんなモチベーションでこんなに
続けられたん!?
人間って、こんなことまでできる生き物なん??
吉村芳生さんがどんな人なのか気になったのは、まわりの
人もそうみたいで、15分間の紹介ビデオにみんな食い入るように
見入っていました。


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