子供を連れ去る心理

今日のこのニュースを見て、8年ぐらい前のバングラデシュ
でのことをふと思い出しました。

首都のダッカから列車で半日ぐらい行ったところにシレット
という田舎町があって、そこで何日か滞在していました。
その最後の日、飛行機でダッカに戻るためにシレットの空港に
向かいます。

町から空港までは歩いて行けない距離だったので、自転車
タクシー(「リキシャー」だったっけ?)を呼び止めました。
ここでの最後の記念なので、運転手さんを客席に乗せて
自分でこいでみることに。

道中その様子をにこにこと興味深そうに見ていた少年が
いました。イスラム帽(?)をかぶった礼儀正しい小学校
3年生ぐらいの子でした。

「運転席」は自分が陣取っているので、

空港まで乗ってく?ただやで~。

とタクシードライバー気分で軽くその子を拾って空港まで。

するとその子が

「ぼくをダッカまで連れて行ってくれませんか?」

というのです。

ここの飛行機代は安いからもう1人分ぐらいは出して
あげられるけど、ダッカからひとりで帰れる?
けっこう遠いで。

「大丈夫です!」

それはたくましいなあ!

・・・でもそれはお母さん心配しはるわ~。と、空港から
町までの交通費を渡しました。

「申し訳ありません・・・ありがとうございます!」

正直、この子の人生に劇的にいい影響がありそうな気も
したので、本当にダッカに連れて行ってみようとも途中
思ったんです。そうすれば自分がバングラデシュまで
はるばるやってきた意味ができるし。

簡単に両親に連絡が取れたならやったかもしれないけど、
あいにくそういう手段はありませんでした。

そんなことを思い出しながら、今日の記事の「男」は
何を考えてたんやろなあと思っていました。

あの子もだいぶ大きくなったやろなあ。

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