この前のバックパッカーズ宮島での話です。
あなごめしを食べて雑魚寝部屋に戻ってくると、髪を
伸ばしてひげを生やした、それでいてちょっとおしゃれな
おにいさんがいました。
もうここは長いんですかー?
聞いてみると、1か月ぐらい前に長野を出発して西日本を
めぐっているといいます。今は九州を回って戻ってきてる
ところだと。
その前は、半年オーストラリアを回っていたそうです。
長期旅行者はこれまでもあちこちで見てきているので、
まあそういう人もいてはるわなー、という感じで聞いていた
のですが、このケンさんはちょっと変わっているのです。
- 実家が農家だったので、自力で自給自足の生活ができる。
米や野菜だけでなく、家畜を育てたり、家を自分で
建てたりもできるのだそう。
- ごみ箱をあさったりという極貧生活も苦ではない。
無一文で旅行していたオーストラリアでも最初のうちは
そんな生活だったみたいです。
- ライブパフォーマンス?で稼ぎながら旅行を続ける
ことができる。
この3点については純粋にうらやましいです。
うちと同い年やけど、こういう旅は半年前のオースト
ラリアが最初。英語がまったくできないので、イエス!サンキュー!で
全部乗り切った。悪い結果もすべて自分に必要なことだとして受け入れ、
すべてに感謝する。その日何をするかは、「宇宙の意志」に従う。
お金は使えばその分入ってくるようにできていると
考えている。
こういう価値観には、何か宗教的なベースがあるのかと
思ったら、万物に神が宿る神道的な考え方に、オースト
ラリアのアボリジニーの文化とケンさんオリジナルの感性が
混ざってできあがったもののようでした。
「自分は自分の楽しいと思うことをやっているだけ。
ただそれだけでいいのに。」
たとえばギャンブルを楽しいと思っている人は、「それだけ」
では成り立たないでしょうね。
「それだけで成り立つこと」を楽しいと思えるようになるには、
たぶん心の持ち方だけじゃなくて、それ相応の力をつけることが
必要になるんだと思います。
その翌日、ケンさんはふらっと岡山に向かわれたようです。
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