魚には淡水魚と海水魚がいるけれど、人間にはたぶん「淡水人」しかいません。
もしも自分が、生きるための水分として海水も使える「淡海水人」に生まれついていたら?
地球上にあるわずかな淡水を何十億という人間で取り合う世の中にこれからなるという話やけど、自分はその争いとは無縁です。
まったく雨が降らなくたって、海に行けば水はいくらでも手に入ります。
小さすぎて川ができない島とか、真水の手に入りにくい航海とかでも便利そうです。
ふつうの暮らしもできるし、ふつうじゃない暮らしもできる。
「せっかく海水でも生きられるんだから、その特性を最大限活用しなきゃ!」
他人がそう勧めるかもしれないし、自分からそう思い立つかもしれません。
「ほかのみんなも『淡海水人』」という状況ならわざわざ進んでいかないような道に、見えない力で押しこまれていくような気がします。
それならいっそ「海水人」の方が自由だったかもしれません。
コメント