「既存のものを壊せ」と言った芸術家がいて、その人のことを尊敬していたとします。
その芸術家の志を継ぐなら、その芸術家の作風を追っても意味がないです。その芸術家がすでに「既存のもの」になってしまっているので。
伝統芸能についても似たようなことが言えるんかもしれへんなあと考えていました。
今伝統芸能と呼ばれているものがもともと生まれた当時は、それは伝統芸能ではなかったわけです。
その当時「今大事だから今発明した」ものだったんでしょう。
その伝統芸能が今消えつつあるのは、現代の「今大事」に押されているからだと思うんやけど、「今大事」を大事にする姿勢自体はずっと変わらずあるっていうことで、ある意味志が受け継がれてるような気もします。
つまり伝統芸能は、みずからが生まれたのと同じ理由で消えていっているんじゃないかな。
歴史遺産とかを残そうとしないアボリジニーの人たちの考え方も、なんかわかる気がします。
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