続・作者は自分より頭のいい登場人物を描けるか?

ということを前に考えていました。

そこでは「自分が時間をかけて考えたことを、登場人物が短時間で考えたことにすればいい」というアイデアを書いています。

最近そうじゃないパターンがあることに気がつきました。

「作るより解くほうが難しい問題」というものが世の中には分野として存在します。

そういう例でよく知られているのは、素因数分解。

10桁ぐらいの素数を2つ適当に見つくろって、かけ算します。これは「ちょっと面倒」なぐらいで、手作業でもすぐできます。

でもこれをもとの素数のかけ算に戻すのは、人力では途方もない手間がかかります。たぶん一生取り組んでも答えにたどり着かないでしょう。

こういうのを登場人物に解かせる。

思考プロセスをきちんと描こうとするとぼろが出るけれど、人知を超えた直感で答えにたどりついたことにすれば、「作者が一生かけても解けない問題が登場人物には解けた」という演出はできます。

こういうまんま数学的な例でなくても、「隠された秘密」みたいなのを作者が先に作っておいて、それに登場人物が気づいていく・・・というのも似たようなパターンじゃないかと思います。

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