たとえばテレビ裏の配線がこんがらがっているとします。
その線のうち何本かをいったん抜けばきれいにできて、
今後線が増えてもそのきれいさが維持できるように養生
できるとします。
その手間は数分のこと。
これがもし、もうちょっと登場人物が多かったら。
「数分間でもテレビが見られないのはこまる。」
という人がいると、線は簡単には抜けない。
この線のこんがらがり方を数時間をかけて精査してみると、
実は何本も抜かなくても最低1本抜くだけでなんとか線を整理
できることが判明。
その1本を抜いたときに何ができなくなるかの影響を数日
かけて調査。
そしてその影響を受ける人たちと、線を抜く時間帯を調整。
なぜ線を抜かなければいけないのか、そしてなぜこの1本
なのか、具体的にどんな手順で実施するのかを専門外の人にも
わかるような資料を作り、関係者を集めて説明し了承を得る。
結局線がきれいにできたのは1か月後のこと。
東京で仕事がいそがしかったのは、こういうたぐいのことに
みんなが追い回されていたからだったように思います。
こっちではそういう不毛さがずいぶんうすいなあと、ひさびさに
仕事をしてみて思いました。
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