キリマンジャロ(12)-アタック日その4

この続きです。

2018.01.04(木) 入国6日目 登山5日目

「はやしさんはここまでにしましょうか。」

そうか。客観的に見るとそうなってしまうのか。

涙が出てきました。というより、嗚咽。

ちょっと遠いけど、ウフルピーク、向こうに見えてるじゃないか。

登山口からここまでの標高4000m分の道のりや、その前の9月からの準備が思い出されました。

もともと山頂まで行くことにそんなにこだわりはないと思っていて、まわりの人にもそう話していたけれど、自分はこんなにもウフルピークまで行きたかったのか。

鳥人間コンテストとかで、思ったような記録が出せなかった人が泣いたりしているのを見て、自分の中にそういう気持ちはないんだろうなと思っていたけれど、そうではなかったんだと意外な気持ちにもなりました。

「もう少しだけ、行けるところまで行ってみましょうか。」

そうだ。自分の身体感覚では納得できていないので、もう無理だって思えるところまで行かせてもらおう。あわよくば、いや、血を吐いてもウフルピークまで行ってやる。

全体的にぼんやりしているアタック日の記憶の中で、「血を吐いても」と自分の中で表現したことはよく覚えています。胃液を吐いていたから、そこからの発想かな?

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