2018年の中央アジア(5)-闇レート

この続きです。

2018.04.28(土) 旅行初日

すこし戻ってソウルの話。

ウズベキスタンの通貨スムには闇レートがあるという話を聞いていました。そして最近その闇レートがなくなったとも。

あ、しまった。全然ノーマークだった。それはまずいかも・・・

そこで持っていた日本円ほぼ全額の3万円を、米ドルに両替しました。

「ちなみに手数料としては、円からウォンに替えてウォンから米ドルに替える分かかります。このあたりだとどこで替えてもそうなります。」

関空でやっておけばよかったけど、ここは安心を買います。2回分の手数料を引かれて、261ドルになりました。

★闇レートとは

軍事政権時代のミャンマーとか、ハイパーインフレ時代のジンバブエとかで体験していたけれど、日記さんでは書いてなかったので改めて整理しておきます。

闇レートとは、「闇」という後ろ暗い呼び名がついているけれど、実際には市場原理に基づいた健全なレートです。

どちらかというと、「闇」じゃないレートの方に闇があります。

かつてのジンバブエの場合、国の財政難をなんとかしようと、国は好き勝手にお札を刷りました。

たとえば100兆ジンバブエドル分の札を刷って、「1ジンバブエドルは1円とする!」と強引に宣言してしまえば、いとも簡単に100兆円分資産を増やすことができます。これが「闇」じゃない公定レートです。

実態として、昔のミャンマーやジンバブエでは公定レートで両替する人はおそらくほとんどおらず、闇両替が通常の両替として行われていたのでした。
(レート的に闇と公定では数倍〜数十倍の差があったので、公定レートで両替していたのでは旅行者としては生活が成り立ちませんでした。)

公定レートがいくら市場原理的に不当であっても、クレジットカード会社はその数字に従うしかないので、そういう国ではクレジットカードは実質使い物になりません。

利用者が使いたがらないので、クレジットカードを受け付けるしくみ自体もその国で発達しにくいのです。

ウズベキスタンで闇レートがなくなったというのは、闇レートというより強引な公定レートの方がなくなったということだと思います。

それが最近だということは、クレジットカードを受け付ける下地がまだ整っていない可能性が高そうに思いました。

ソウルであわてて米ドルの現金を手に入れておいたのは、そういう理由からでした。

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