夏の読書感想文 - 日本沈没

日本という国がなくなったらどうしよう・・・ということは、ときどき考えていることです。

小松左京の「日本沈没」と言えば、日本がなくなることを描いた物語ということだけは知っていたのですが、第二部として日本がなくなったあとのことも描かれているというのを聞いて、第一部含めて読んでみたくなりました。

第一部(「日本沈没 決定版」)

映画にもなったりして、よく世に知られているのが第一部。

ただの荒唐無稽なパニック映画的なものを想像していたのですが、地質学的にも、政治の動き的にも、いかにもありそうなリアルさで描かれています。

この感じはシンゴジラやなあと思ったんですが、シンゴジラ自体が日本沈没に影響を受けて作られていると聞いて納得。

中には、これ実体験なんじゃと思うような、現場に居合わせないと思いつかなそうなことまで書き込まれていて、小松左京って何者!?って思っていたら、ベースとなる実体験についてあとがきで触れられていて、これもおもしろいです。

第二部

日本人が難民になったらという、こと細かな未来シミュレーションが描かれているのが第二部。

小松左京が本当に書きたかったのはこっちと「日本沈没 決定版」のあとがきに書かれていた通り、読んでいてもこっちが主だったんだろうなあというのが伝わってきます。

入植先として、自分の行ったことのあるあたりの話もけっこう出てきて、自分だったらここでどんな生き方ができるんだろうかというイメトレがはかどります。

その中で1つわからなかったのが、日本が沈没したときにすでに外国で生活していた日本人はどうなったのかということ。

この本では、日本国政府が日本沈没後も存在し続けているという話になってるけど、日本国政府がなくなった場合も含めて、たとえば2020年に日本がなくなるとわかったときに今のうちにやっておいた方がいいことってどういうことになるんやろか?

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