「今年の新人は気が利かない。」みたいな話をときどき聞きます。
なんでもかんでも気が利く人こそがいいというような風潮があるような気がするけど、単純にそうとも言えないんじゃないかとこっそり思っています。
気の利く人というのは、何かを感じ取る力が強いということがベースになっていると思います。
たとえば暑さに強い人がいたとします。
そういう人は、自分は暑くないので「ちょっと涼しくしましょうか?」という気の利かせ方ができにくいわけです。
かといって、暑がりであることがいつでもいいわけではない。
暑さが気にならないからこそできることもある。
そもそも気の利く資質を強く持っている人とそうでない人とでは、受け持つ役割がちがうだけで、どちらも必要なんじゃないかと思うわけです。
赤の絵の具では、晴れた昼間の空は描けない。
かといって、赤の絵の具を全部青と交換してしまったら、鮮やかな血しぶきが描けなくなる。
晴天にしぶく鮮血は、中間色の紫にも描けない絵です。
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