学生時代、岩石の元素組成を調べていたとき、
「炭素が出てきたら生物起源と思え」
と言われたような気がします。
原始地球では、炭素はマグマとかではなく大気の方に含まれる元素で、太陽系にはけっこうたくさん存在するけれど、地球の引力では引き止めきれなくて飛んでしまっている・・・というようなことも。
そんなことをふと思い出して、地球上でわりと限られた存在の炭素を生き物が取り合いしている様子を思い浮かべていました。数の決まったレゴブロックで何を作るかを争っているような。
人が増えて、ほかの生き物がそのままってことがむずかしいのは、そういうことも関係してるんかな。
ざっくりでいいので、どのぐらいの分量を取り合ってるんやろか・・・と思って、ちょっと調べてみました。
まず、「地球のバイオマスの総量は(炭素で表現して)550Gt(ギガトン)」。ということで、生き物全体がこのぐらいの炭素で構成されていると。
人類の総重量は、平均50kg・75億人としてざっと4億トン。そのうち18%ぐらいが炭素なので、今の人類の体を作っている炭素はざっと1億トンぐらい。
単位をそろえると、
- 生物全体:550,000メガトン(=550ギガトン)
- 人類全体:100メガトン(=1億トン)
ということで、生物全体の5000分の1ぐらいと。
地球上で生物以外に割り当たっている炭素はどのぐらいかといえば・・・
「表1 大気、水圏、生物圏と堆積物における炭素の分布」によると、「生物とその遺骸」はざっと全体の1万分の1ぐらい。本文によると石灰岩(表の中では炭酸塩にあたる)が多いんやね。
自分の体の炭素は、ひとつ前はお米だったり鶏だったりしたと思うけど、ひとつ後ろは火葬だと二酸化炭素になるわけか。そのあと海に溶けて、サンゴの体になって、石灰岩になるという未来もあるんかな。
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