先月利用したシンガポールの地下鉄では、タッチ決済のできるクレジットカードで改札を通れるしくみが採用されていたけれど、ちょっと気になったことがあって実験をしていました。
物理カードのタッチで乗車駅の改札を通った場合、同じカードのスマホ版のタッチで下車駅の改札が通れるのか?
これちょっと意外な結果になりました。
結論から言うと通れたので、物理もバーチャルもまったく同じカードだと認識されたのかと思ったのですが、カード明細を見るとちょっと変なんです。
1/19 7:55 カード照合
1/19 8:46 カード照合
1/20 6:52 Bus/mrt -S$2.8 -¥273
1/20 7:32 Bus/mrt -S$2.8 -¥273
1/19が乗車日で、この「カード照合」のタイミングで改札を通っています。請求が翌日になるのはそういう仕様だと聞いていたけれど、2回引き落とされています。
S$2.8というのは、シンガポール地下鉄の最大料金で、今回乗ったチャイナタウン-チャンギ空港間の乗車料金(S$2.7?)とはちがいます。
つまり、カードとしては別物として認識されていて、
- 物理カードは「乗ったけど下りなかった」扱いで最大料金請求
- スマホタッチは「どこから乗ったかわからないけど下りはした」扱いで最大料金請求
のダブル請求になったと理解するのが自然そうです。
「改札を出るときに止めずにダブル請求にする」というのは、シンガポール独自の実装かもしれないけれど、「NFC読み取りの世界では、物理とバーチャルとでカード番号が同じでも同じカードとは見なされない」というのは一般化できる知識かもしれません。
Google ウォレット を使用すると、代替カード番号 ( トークン ) を使用して取引が行われます。この番号はデバイス固有であり、取引ごとに変化する動的なセキュリティ コードに関連付けられています。決済時に実際のクレジットカードまたはデビットカードの番号が店舗等に共有されることはありません。
Google ウォレットでスマホタッチした場合、本物のカード番号が決済相手に知られないセキュリティ仕様になっているので、改札機が物理カードと同じカードだと認識しようにもできないということのようです。
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