昔はいろんな国に貴族という身分の人がいて権力を握っていたけれど、そういう特権階級の人はあまり見なくなりました。
技術の進歩で平民が農業に縛られすぎなくなったということがベースにあって、平民に権力を持たせた方が戦争になったときの動員数が増えて、国として生き残りやすかったということがあったようです。
つまり、以前は貴族に治められることが国としての勝ちパターンだったけれど、状況が変わってそうではなくなったということみたいです。
貴族の人はあまり見なくなったけど、先進国が貴族的な特権を持っている状況は今でも残っています。
でもここ最近のアジア・中南米旅行で思ったけれど、途上国が前ほど途上国っぽくなくなってきています。
たとえば識字率は、「収奪された大地」の原書の書かれた1971年と比べると、「字が読める人があまりいない」状況から「だいたいの人は読める」ようになってきていて、平民がただの農奴ではなくなくなっていく流れに似ているように思います。
たぶん、貴族はいつまでも貴族でいられないんじゃないかな。日本含め。
今世の中でいろいろなことが起こっているけど、そのうちのある程度の部分はこの「貴族が貴族でいられなくなる傾向」と関係があるような気がしています。表立ってはわからなくても、「全体的に土地が2°傾斜しているからなんとなくそっちに水が流れていく」みたいに。
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