中華圏おためし放浪大陸編(9日+帰国後振り返り4)-お金の支払いまわり

中国現地でのお金の支払いまわりについて長らく心配していましたが、実際どうだったのかという話です。

万能すぎるWeChat Pay(微信支付)とAlipay(支付宝)

今回初日にATMで現金を下ろしていましたが、まったく使う機会はありませんでした。現地の方が現金を使っているところも1回も見ていません。

結局支払いのほぼすべてがWeChat PayとAlipayで済ませられてしまったわけですが、いわゆる「スーパーアプリ」ってこんなに便利なのかと実感。X(旧Twitter)はスーパーアプリ化を目指していると聞くけれど、Xかどうかはともかく世界標準のスーパーアプリってほしいなとは思いました。

★PayPayの支払い機能と何がちがうか?

たとえばコンビニで支払いをするとき、スマホに表示させたQRコードをレジのスキャナで読み取って支払いをするのですが、この使い方についてはPayPayと同じです。
(この使い方に関しては、AlipayよりWeChat Payの方が起動が速いので、WeChat Payを主に使っていました。)

少しちがうのがQRコードをスマホ側でスキャンするとき。

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たとえばこの自動販売機、タッチパネルで商品を選ぶとQRコードが表示されるので、それをアプリでスキャンして支払いをするのですが、そういえばこういう使い方ってPayPayではできないです。PayPayアプリでスキャンする場合って、金額を手打ちするパターンだけなので、QRコードに商品情報が含まれていないはず。

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あと、たとえばこのごはんやさんでの注文だと、AlipayでテーブルのQRコードを読み込むと、メニューが表示されてそこから注文と支払いができます。日本でもたまに見かけるけど、モバイルオーダー機能が組み込まれています。
(このお店はAlipay専用でしたが、逆にWeChat Payでないとというお店もあります。)

追記 2025-06-02
Alipayしか案内のないQRコードでもWeChat Payで読み込めました。どのQRコードもどっちでも読めるのかも?

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それと同じしくみで、ボタンもタッチパネルもない自販機が作れるというわけやね。

シェアサイクルのしくみもその一種と言えるかも。

★公共の交通機関にも乗れる

日本でもちらほら試験導入が始まっているようやけど、人々の様子を観察している限り中国では地下鉄やバスはQRコード乗車が一番メジャーです。完全に本番稼働しています。

Alipayアプリで地下鉄やバス用のQRコードを表示させて、改札機に読ませるというスタイルです。
(町や交通機関によっては、WeChat版があることもあるんですが、この機能に関してはAlipayの方が起動が速いのでAlipay使ってました。)

QRコードでの改札通過はこれまでもやったことがあったんですが、それはあくまで「すでに支払った切符を持っている証明」としてでした。

でも中国の地下鉄のQRコード切符で一歩踏み込んでいるのは、改札を入ったときには未払いかつ料金が確定していないというところ。

「照合してOKなら通す」だけじゃなくて、料金を算出するために「その人がどこから乗ったか」を中央で記録しておく必要があるので、システムがちょっとがんばっているはずです。

★スーパーアプリであるメリット

中国は監視社会なので、いろんなことに本人確認が必須です。

サービスのアカウントごとにパスポート写真のアップロードとかが必要になると、ただただめんどくさいんですが、サービスをスーパーアプリの配下にしておけば、スーパーアプリ本体側で事前に本人確認を済ませておけばいいだけなので、利用者にとって楽。支払い情報もしかり。

海外で通信容量に制限がある状況で、個別のアプリをダウンロードしなくていいのも旅行者としてはありがたいです。

宿関係

最初に「支払いのほぼすべてがWeChat PayとAlipayで済ませられてしまった」と書いたけれど、唯一ちがう払い方をしたのが宿代。

上海はBooking.com、杭州と苏州ではTrip.comで宿を取ったんですが、どちらもRevolut(Visaデビットカード)での事前支払いができました。

それぞれの宿でどんな支払い方法が使えるかについては、Booking.comでもTrip.comでも表示があるんですが、WeChat PayやAlipayで支払いができるかはTrip.comでしか出ません。

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たとえばこの宿ではVisaやMastercardだけでなくWeChat PayやAlipayも使えるようでしたが、Booking.comではその表示がありませんでした。

ちなみにふつうの国だとTrip.comよりBooking.comの方が掲載物件数が多くて、安い宿が見つかりやすいんですが、中国ではTrip.comの方がよかったです。中国の会社やからねー。

現金の可能性

今回はそこまでへんぴなところに行けなくて、地下鉄で行ける郊外ぎりぎりぐらいまでしか見られなかったけど、

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そういうところのお店でもQRコード決済に対応していました。

地下道の脇の露店とかにもだいたい決済用のQRコードが掲げられていて、ときどきそういうのもないお店があったんですが、本当にそこが現金のみの対応だったのかはわかりません。

地下鉄駅とかでATMは見かけたので、それなりに現金の需要はあるのかも?

今回100元(約2000円)紙幣を持ってても大きすぎて使うに使えないだろうと思って、宿で20元と10元の札にくずしてもらっていたんですが、

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現金が使える自販機でも1元と5元のコインしか入らず、これでも使うに使えませんでした。

今回現金を支払うことは一度もなかったんですが、1回だけ受け取ることがありました。

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ごはんやさんで特価で29.9元になっているメニューがあったんですが、どうもこれがシステム上は値引き前の39.9元で登録されてたらしく、QRコード決済で39.9元払って10元の現金をおつりで受け取りました。

追記 2025-03-21

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