お金の支払いまわりと並んで、今回ぜひとも現地で確かめたかったのが通信環境。実際上海・杭州・苏州あたりではどんな感じだったのか?というメモです。
初期に引っかかったところ
ネット環境が思った以上にややこしいので、とりあえずは写真なしでいきます。詳しいことは帰ってからかな?
このとき起こっていたのが、
(1) スマホは問題なくモバイル回線でつながるのにそのテザリング配下の端末はつながらない
(2) Chromebookでは宿のWi-Fiでもネットにつながったりつながらなかったりする
という症状。
(1)については、テザリングが成功したのが楽天モバイルのeSIMだけで、NomadのeSIMと空港で買った物理SIMではテザリングだと通信がまったくできませんでした。
これは今でも原因不明なんですが、1日たつと起こらなくなって、その後再発もしていません。全SIM問題なくテザリングできるようになりました。
(2)については、通信キャプチャとかで解析してみた結果、Chromebook上ではChromeブラウザだけがWi-Fi接続のDNS設定に従っていなくて(自動設定でも手打ちで設定しても効かない)、AndroidアプリやLinux環境では問題がないという挙動であることが判明。
ChromeOSのバグ?と思ったんですが、
設定 > プライバシーとセキュリティ > サイトのルックアップに安全な接続を使用する
この設定をOFFにしたら直りました。この「安全な接続」が金盾にブロックされていたみたいです。
これに気づいたのが日程の後半で、それまでChromebookではAndroidアプリのVivaldiを併用して回避したりしていました。
ChromeOS 133にすると、OFFにしていても症状が再発するようになりました。
ZeroTierでの金盾越え
今回楽天モバイルとNomadのeSIMを金盾の影響を受けない回線として用意していましたが、こちらは通信容量に制限があります。
なので宿のWi-Fi環境でも使える金盾越えのツールとして、
今回ZeroTierを使ったしくみを準備していましたが、かなりいい感じで機能してくれました。
LCCの重量制限回避のためにモバイルルータは持っていっていなかったので、
[端末]-(VPN)-[ZeroTier]-(VPN)-[家のルータ]–インターネット
こっちの構成で。各端末内のZeroTierアプリでVPN接続します。
今回の通信容量の大半を占めるFlickrへの全写真アップロードが旅先からできたのもこのしくみのおかげでした。
今は誰もやってない(?)マイナーな手段だから見逃されているんだと思うけど、今後目をつけられてだめになったらNomadのeSIMでやることになりそうです。
China Firewall Testの結果の解釈には要注意
China Firewall Testを使えば金盾でブロックされるサービスがわかるということでしたが、中国からサービス利用できるかどうかの判断にはそれほどあてにしてはいけないということがわかりました。
要因としてはいくつか考えられます。
(1) あるサイトを表示するのに、金盾ブロックされている別のサイトとの通信が必要な場合がある。
たとえば、Blueskyの公式Webクライアントのbsky.appはブロック対象だと出るのですが、非公式Webクライアントのtokimeki.blueはブロック対象ではないと出ます。
じゃあBlueskyはtokimeki.blue経由なら使えるかもと思ったんですが、現地の金盾配下の環境でtokimeki.blueのサイトは開きませんでした。
今ここで通信キャプチャをしてみると、tokimeki.blueを開くのにbsky.socialへの通信が必要で、たぶんこれが金盾を通らないんだと思います。China Firewall Testはそこまで見ていないんじゃないかと。
(2) サイト側で中国からのアクセスを止めているケースがある。
たとえばYahoo Mail(日本のYahoo!メールではなくアメリカの)はブロックされていないとの結果なのですが、現地でサイトを開こうとすると「このサービスは中国では提供していません」みたいなメッセージが出ます。
そのメッセージが金盾越しに読めているので、通信的にChina Firewall Testの結果は正しいのですが、だからといって使えるとは限らないという例です。
(3) China Firewall Testでは中国国内5地域での結果が出るけれど、ほかの地域でどうなのかがわからない。
これを言ってしまえばもともこもないのですが、この「中国国内5地域」に上海周辺が含まれていないので、今回の行き先がどうなっているかについてもともと何の情報もなかったと言えるのかも。
▼China Firewall TestではOKと出たのに金盾配下で使えなかったサービス
- ホーム - TOKIMEKI
- Yahoo Mail
- Revolut|お金のためのオールインワン金融アプリ | Revolut 日本
(支払いとしては使えて、利用通知も来るけれど、アプリで履歴を見たりカードの凍結操作をしたりができない。) - Daybook App - Free Diary, Journal, Notes on Web, Android, iOS & Alexa
- pCloud
- Garmin Connect
- 日本気象協会 tenki.jp / 天気予報・地震・台風
▼China Firewall TestでNGと出たのに金盾配下で使えたサービス
このパターンがあることにはびっくりしました。しかも超メジャーSNS。Gmailとかとちがってこの2サイトとも回線接続を切った状態だと何も表示されないし、過去の残像がキャッシュで見えているというわけでもないです。
上海周辺だけつながるという地域差ケースなんかな??
通信関係についてはもう少しあるので、もう1回続きます。
コメント