旅先用Proxmoxルータの話の続きです。
Wi-Fi接続専用OS
旅先用ルータは、配下の端末との通信にはルータ本体のWi-Fiを利用し、宿のWi-Fiと接続するのにはUSBドングルを使うという構成にしていました。
ちなみにUSBドングルは、先ほどの日記では
こちらのArcher T2U Nanoを使っていましたが、
実際の出発時にはWPA3対応のArcher T3U Nano/Aにしています。
で、このUSBドングルを認識させるのにUbuntu系列最軽量らしいLubuntuを使っていたんですが、これが意外と安定しません。
何日か使っていると、再起動後にWi-Fiをまったく認識しなくなってしまいます。デバイスドライバのビルド&インストールをしなおしてもだめ。使えたときの状態のバックアップからOSを復元させるとまた使えるようになるので、それで帰国まで延命していました。
でもLubuntu Updateでシステムの更新をして再起動すると、100%Wi-Fiが使えなくなってしまうので、この延命も限界です。
ということで、帰国後にWi-Fi用OSはLubuntuをやめてLinux Mintにしました。これだとわざわざデバイスドライバを入れなくても最初からUSBドングルを認識してくれて楽でもあります。
SoftEtherクライアント専用OS
このときの日記では、SoftEtherクライアントはWindowsでやるように書いていますが、実際の出発時にはこちらもLubuntu化していました。できるだけWindowsに頼らないようにしたかったし、こちらの方が安定すると思っていたので。
でもこれもWi-Fi用のほどでないにしてもそこそこ不安定。
何日か使っているとSoftEtherが機能しなくなって、バックアップから戻して復旧させるということがたまーにありました。
ということで、こちらも帰国後にLinux Mint化しています。
SoftEther用のOSはZorin OSにしました。Windows版の設定ツールを簡単に導入できるので。
PBR (Policy-Based Routing)
中国では、インターネット接続をなんでもかんでもVPN経由にすると逆にこまることがあるので、今回はPBRを使って接続先ドメインによってVPNを通すかどうかを仕分けるしくみを作っていました。
現地で1か月使いこむことで、「VPNを通さないといけないドメイン」と「VPNを通してはいけないドメイン」の自分用リストがブラッシュアップされてきています。
が、このPBR運用も安定稼働まではけっこうてこずりました。OpenWrtのPBR機能自体がスムーズに起動してくれることもあれば、全然起動しないこともあったりして。
中国でOpenWrtのPBRを安定して起動させるためのポイントは、PBRなし状態でのルーティング設定。一度PBRがONになってしまえば無視されてしまう設定なんですが。
LuCI > Network > Routing > Static IPv4 Routes
実家のサーバ宛 → Wi-Fi接続専用OSへ
0.0.0.0/1宛 → SoftEtherクライアント専用OSへ
128.0.0.0/1宛 → SoftEtherクライアント専用OSへ
今はこんな感じにしています。
いろいろ手こずりはしたものの、旅先用Proxmoxルータは一度安定稼働しだすとめっちゃ快適な環境になります。
プロトコルにVLESSとTrustTunnelを追加し、VPNトンネルごとの通信品質によって自動で経路切替をするしくみにしました。
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