民族がわかれば中国がわかる

少し前に教えてもらった本に、これまでの中国旅行で疑問を持ったり仮説を立てていたことの答え合わせになるところがいろいろあったのでメモ。

日本の漢字の音読みはなぜ中国の普通話より南の方の言葉に近いか?

もしかしたら日本の漢字の音読みって、福建省あたりの方言がルーツなんかも?

と思っていましたが、

かつて中華の中心だった中原エリアで生まれた古い中国語が、南の方や日本に伝わる。
その後北方民族の影響などで、北京を含む北の方の言葉が変化した。

という流れみたいです。福建省あたりの方言も日本語の漢字の音読みも、共通のルーツである古い中国語からあまり変わらなかったから似てるという話のようです。

広東の竹升面が飛び地のように西宁や兰州にあるわけ

本の中には、西北地域の回族の人たちがアラビア語通訳として貿易都市の広州にたくさん出稼ぎに出ているという話がありました。

あ、西北地域と広東省がつながった!

広東省以外ではまったく見かけなかった竹升面を西北地域の西宁や兰州で飛び地のように見かけたのは、出稼ぎ先で食べた味を地元でも再現したかったということがあったからかも!

この説には中華AIのQwen Chatも賛成してくれました。シルクロード地域の人たちは麺料理に対する意識が高いので、広東で見かけたこの麺も見逃さなかったんじゃないかと。

あと、兰州ラーメンはイスラム文化だという話もあったんですが、あれだけ中国各地で見かけるのも出稼ぎの人たちの力なのかも。

蒙古(モンゴル)族のポジション

7〜8月の避暑の旅では内モンゴル自治区も訪れていましたが、蒙古族はほかの民族より明らかに扱いがいい印象を受けました。

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遠慮なく自民族のアイデンティティを主張させてもらってるような。

かつて中国を統一していたこともある民族だということで、中国国家側も気をつかっているところがあるというのは本でも書かれていました。

★チンギスカンの英雄視

内モンゴル自治区省都の呼和浩特(フフホト)では、ある意味敵ともいえる成吉思汗(チンギスカン)の名を冠したあれこれがあってびっくりしましたが、中国としておおっぴらに讃えるようになったのは日本軍の侵攻がきっかけにあったようです。

チンギスカンを「中華民族の英雄」とすることで、国内の意識の統一をはかったわけです。

ただ、習近平さんは民族がそれぞれの色を持つことをよしとしていないようで、最近雲行きが変わりつつあるそうです。

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