この前、これから中南米に行くという若い子に会いました。
スペイン語は大丈夫なんですか?
「スマホの翻訳でなんとかします!」
もともと1年間海外ボランティアをやっていた子だったので、何の考えもなしに言っているわけではなくて、たぶん実際なんとかするんだろうなと思いました。
翻訳はAIにやってもらえるようになりつつある中、外国語学習ってこれからどうなっていくんかなあ。
今の技術では足りないところ
この1年の中国旅行は、それなりに中国語を勉強してから挑んでいるわけですが、今のスマホ翻訳では対応できないだろうなという場面もいろいろありました。
(1) 瞬間で解決しないといけない系
たとえば今目の前に来たバスの運転手さんに、「このバスは◯◯に行きますか?」と聞くようなケース。悠長にスマホをいじっていると、その間バスを止めてしまいます。
(2) 全体アナウンス系
食堂で注文したものを番号で呼ばれるときなど、自分の意図しないタイミングで情報伝達が発生するケース。「あ、なんか数字言ってるな・・・自分か」みたいな。
これ系は聴覚だけでなく視覚でもあって、景色の中から文字列を拾うみたいな場合も。「向こうにモスクあるんや」とか。
常時、聴覚・視覚情報を全部翻訳し続けていないとこの代わりにはなれないです。
とはいえこの(1)(2)も翻訳精度の話とかも、技術の進歩がいずれ解決してくれそうではあります。
公教育の行方
自動翻訳のいろんな課題が解決された先に、「じゃあ外国語学習はもういらないですね」ってなるかどうか。「小中高のカリキュラムから英語をなくしてもいいですね」って言えるかどうか。
言語を勉強すると、文化的な背景も見えてくるし、ものごとを考えるトレーニングにもなるし、いいことはいろいろある。
というようなことは言えてしまうけれど、それってオートマ車が出てきたあとにミッション車のよさを語るみたいなもので、一部のこだわりあるマニアな人だけのものになってもおかしくない気はします。
1つの言語をマスターするのに1万時間必要という話があるけれど、その1万時間をもっと別のことに使った方が国が栄えると判断されたら、公教育がそっちに向かっていくことはありえなくはなさそう。
で、自分は?
外国語学習もAI活用もどっちもおもしろいので、基本両方やってみるスタンスです。
英語以外の言語の場合特になんですが、へたっぴでもがんばって話そうとしていると現地の人が親近感を持ってくれてそうで、これはAIで代わりのできないところです。
それでいて、おいっ子めいっ子に「外国語できた方がいいでー」とかは別に言っていないです。
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