CodexからClaude Codeへの乗り換えがスムーズにいったのは、「作業の際には、全員が読める場所にドキュメントを残すこと」みたいなルールがあったおかげだという話が以前ありました。
当初はこのぐらい単純なルールだけだったんですが、その後いろんな問題を解消するためにルールはさらに高度化。
そこで起こってきた問題が、肥大化したルールの読み込みのためにAIトークンを毎回消費することと、AIエージェントがルールを見落としてしまうケースが出てきたこと。
このあたりでClaude Fable 5にルールの全面見直しを相談しています。
これで導入されたのが、ドキュメントを毎回全員が読む「常時ロード層」と、場合によって読む「オンデマンド層」に分けることと、ルール自体を「SOPフォーマット」という標準化された書式で記載すること。
この枠組みは今でも現役で運用に使われていて、このおかげでAIエージェントの挙動が比較的かっちり制御されるようになりました。
それでもルールが守られないケースがちらほら出てきます。
そこで実験的に導入してみたのが、生涯プレミアムアカウントを持っているConsensus。
ConsensusにはMCP(AIエージェントからシステムを使えるようにするしくみ)があってClaudeからも使えるので、どういうルールの設定のしかたをすればうまくいくかの学術的な根拠をAIエージェント自身に調べてもらって、自主改善してもらいます。
すでにAIエージェントに関するソフトウェアエンジニアリング分野の論文はいろいろ出ていて、すでに導入しているしくみの効果がいまいちだと言われていたり、AIなのに「疲労と判断力」みたいな医学的な論文も読んだりしていました。そして判断をAIエージェントに任せるのではなく、スクリプトで機械的にやってもらうしくみを導入したり。疲れると判断力が落ちるのはAIエージェントもいっしょなんやなあ。
こんなふうに、こちらはちょっとしたきっかけを与えるだけで、AIエージェントが勝手に環境を改善していってくれるので、見てるだけでおもしろいです。
最近は、必要以上に厳しいルールを作りすぎて、無意味な足かせがかかるといったことも起こり始めています。
以前実験国家を作ってみたいという話をしていたけれど、似たようなことが今目の前で起こっているようです。
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