最後の一画

去年はツーリングで何度かお城に行くことがあったけど、そういうところでは「誰がいつ作ったか」みたいな歴史を知るのは二の次で、「どうやったら攻められるか」を考えていました。

あの角は傾斜がゆるいから、あそこにかぎを引っかけたら・・・
とか。

その反対に、
兵糧攻めに弱そうな竹田城に自分が立てこもったとしたら・・・
とか。

・・・

昨日は式の前に京都国立近代美術館に行きました。

ほうきのようなでかい筆で、キャンバスに殴り描きしたような前衛的な絵があったけど、そういうのを見ると「最後の一画はどこなんだろう?」と思ってしまいます。

これで終わりにしようとするときには何を思っているのか?

最後の一画がなかったとしたときの絵はだめで、最後の一画がある絵がいいと思っているはずやけど、たとえば今自分がもう一本殴り描きの線を加えたら、それは絶対にだめだと思うのか?

最初から完成図が頭にあって、それが過不足なく描けたと思って最後にするのか。

完成図はないけど、描くうちにふっと燃え尽きる瞬間が来るから終わりにするのか。

はたまた単純にペンキが切れたからなのか。

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