昨日のつづき。
★大原美術館(倉敷)
エルグレコの受胎告知や、モネの睡蓮とかがある有名な
美術館。ピカソもあります。
何年か前にバイクでひとりで来たことがあるけど、
今回のコースにも入れてもらいました。
ゴーギャンとかセザンヌとかのメジャーどころを
さしおいて、ごはんどきに話題に上がったのが
「緑の上の緑」という絵。
四角いキャンバスの下3割ぐらいの幅に濃いめの緑が
塗られていて、上7割にそれよりちょっと薄めの
緑が塗られています。一面なんらかの緑。
「あれ飾っちゃだめでしょ。」
・・・
以下ごはんどきに適当にでてきた妄想話などなど。
- あの画家は、ふだんはとても写実的な絵を描いて
いたけど、ある有名なエピソードがあって
あの絵だけはあのように仕上げた。
そのエピソードを知っている人にとって、
この所行には心打たれるものがある。
「これがあのときの!?」みたいな。
あの絵が大原美術館にあるということで、
「自分も画家になれるんじゃないか?」という
夢を与えている。実は横向きの絵だったけど、まちがって縦向きに
飾られた。どこかの国旗か何か。裏表逆に飾られた。あのキャンバスの裏にふつうの
絵が描かれている。われわれの経験したことのない心理状態で、
この絵そっくりのものがあるのではないか。
それを経験したことがある人がこれを見ると、
ぼろぼろと涙を流したりするのではないか。自分なら「青の上の青」とか「赤の上の赤」とか
「青のふたつ上の赤」みたいな絵を描いて、この絵を
埋もれさせてやる。「緑の上の緑」ということは、上の緑がメインだと
いうこと。下のより少し大きくて明るい緑が何か
目指すべきものを象徴しているのではないか。
その明るい緑を支えているのが、暗い緑であることを
忘れてはならない。
・・・
この旅行中、全然別の話題で
「読んだ本って、内容覚えてないんだよね。」
という話が出ました。
それでいくと、この「緑の上の緑」は優秀です。
シンプルすぎて、どんな絵か忘れることがないので。
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