日本時代

またまたGWのミクロネシア連邦旅行記。
第7回です。

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ポナペ島で話を聞いていると、“Japanese time"という言葉がよくでてきます。

これはもちろんこのあたりの地域が日本の占領下にあった時代のこと。

コロニア自体、戦時中に日本人が作った町だという話も聞いたし、ここが外国でないかのような錯覚を覚えることもよくありました。

日本色にそまった食文化

この島ではかつてパンの実を主食としていました。


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ちなみにこのパンの実、食べてみたいのにどこの食堂のメニューにもなかったので、市場で買って宿の人に調理をお願いしてみました。

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パンの実チップス。ポテチそっくりの味。なかなかいけます。


ところが戦時中やってきた日本軍が稲作を奨励したので、それ以来米が主食になっているそうです。

今ではもう稲作はやっていないけど、お米だけはずっとグアムから輸入しつづけているのだとか。

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「日本時代のお米のほうがおいしかったですよ。」

すっかり味覚が日本人化してますねー。そもそもなんでポナペの人は稲作をやめてしまったんですか?

「たぶんめんどくさいからですね。ここではマンゴーやバナナは手をかけなくてもいくらでも生えてきますから。」

そういえば、日本人の父とポナペ人の母の間に生まれたという地元のおばあさんが、終戦後日本に引き上げた父にはついて行かずにここに残ったのだと言っていました。

ふつうに考えたら日本に行く方を選びそうなものですけど、どうしてですか?

「終戦当時って、日本は食べ物がない時代だったけど、ここでは絶対に食料に困ることがないですから。」

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日本人在住者や日本人観光客がそれほど多いわけじゃないのに、レストランのメニューにカツ丼とか刺身定食とかがふつうに並んでいます。

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スーパーにもマルコメみそ。

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のどがかわいたときに、甘くないお茶が飲めるのはうれしい。

コロニアの戦車

写真を撮りながら散歩をしていると、ハワードさんというアメリカの方に声をかけられました。この島の大学で先生をされているそうです。

「地図には載っていないけど、この町に第二次大戦中の日本軍の遺構が見られるところがあるんですよ。」

ほんまですか!?コロニアは裏道まで全部まわったつもりやったのに!

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ふだんよく行くスーパーの近くのやぶの中に、旧日本軍の戦車がまた「あるがまま」になっていました。

「私、妻が日本人なんですよ。」

昔日米の戦地だったところで、日米のご夫婦が暮らしてはるというのはちょっといい話だと思いました。

Lenger島

レングル島?ちょっと発音を忘れました。ポナペ島のすぐそばの島です。かつて日本軍の司令部があったところだそうです。

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なぞの機械。

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なぞのドア。

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なぞの大砲。

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日本軍の基地を流用して豚小屋にしています。

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最後突然の雨でポナペ島に戻れなくなってしまったので、雨宿りさせてもらった家のおじいさん。

日本語が上手で、腰に巻いたポケモンのバスタオルもおしゃれです。

戦時中はこの島で基地の設営の手伝いをしてたのだとにこにこ話してくださいました。

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「花札です。若い人の遊びですね。私はやりません。」

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「その赤ちゃんには『ゆうと』という日本人の名前をつけたんですよ。」

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ここは今でも「日本時代」なんですね。

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